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子供のしつけでたたくことは本当にダメなのか。子供が追う心の傷の影響とは。

 2016/12/02 育児・教育
この記事は約 8 分で読めます。 4,662 Views

子供のしつけの中で、子供を叩く寸前までいってしまった、叩いてしまった事があるというお父さん、お母さんは結構多いのではないでしょうか。

かく言う5歳と2歳の子がいる私もつい叩いてしまった事がありますし、何度もたたく寸前までいったことは何度もあります。

子供が言うことを聞いてくれない、さらにイヤイヤ期真っ盛りだと、特に叩いて言うことを聞かせてしまおう、しつけをしなくてはと思うことでしょう。

 

そこで、今回は、保育士の先生に教えてもらった、『子供をしつけで叩くことによる5つの悪影響』『叩くことはしつけに効果があるのかないのか』についてを紹介しますので。まずは頭で理解しましょう。

さらに、叩くことはいけないことだと思っていても、お父さんお母さんも人間である以上、ついカッとなって叩いてしまうことがあるということもあります。そこで『イライラしていても、感情的にも叩かなくなる方法』をご紹介します。

 

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子供を叩く親は、自分も子供の頃、叩かれた?!

子供を叩いたことがあるかというアンケートにおいて、アンケートによって結果は多少ブレがあるものの、大体5割〜7割の親御さんは子供を叩いたことがあるという結果が出ています。

さらに「子育てにおいて、しつけの一環として幼児を“たたく”ことは必要だと感じるか」という象印のアンケートによると61.5%が「必要」と答えています。

 

「子育てにおいて、しつけの一環として幼児を“たたく”ことは必要だと感じるか」

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出典:象印「新米パパ・ママの幼児のしつけに関する実態調査」

 

ちなみに「自分が子どものとき、しつけの一環として両親にたたかれた経験があるか」という同じく象印のアンケートに対し、52%の方が「ある」と答えていて、更に先ほどの「子育てにおいて、しつけの一環として幼児を“たたく”ことは必要だと感じるか」というアンケートに対し、「はい」と答えたうちの75%が叩かれた経験があると答えています。

 

「子育てにおいて、しつけの一環として幼児を“たたく”ことは必要だと感じるか」

shitsuke_fig10

出典:象印「新米パパ・ママの幼児のしつけに関する実態調査」

子育てというのは、様々な意見があり、唯一無二の教科書がなく、どうしても自己体験を元に子育てをしていることが多く、子供の頃に叩いてしつけられた人は、やはり子供にも同じようにしつけるという傾向があるようです。

私自身もそうなのですが、自分が子供の時に、何か悪いことをした時に親に叩かれた、言って分からないのであれば、叩いて覚えさせると言われ叩かれた記憶があるのではないでしょうか。今、子育て真っ最中の我々世代が子供の時には、今ほど子供を叩くことがいけないことだという風潮もありませんでしたし。

 

ただ、やはり子供はしつけと言えど、叩きたくはないもの。
そして、もはや多くのお父さん、お母さんは、しつけと言えど感覚的には叩くのはいけないことだと分かっていると思います。

 

また、あるアメリカの研究で、しつけと称して、子供を叩いていた、叩くことはしつけをする上で有効な手段であると思っている親を対象に、たたくことによる悪影響についてまとめた調査データを読むだけで半数近くの親が態度を改めたという報告があるそうです。

頭で理解するだけでも随分違います

 

叩くしつけによる悪影響とは

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叩かれたことによってケガをしてしまう事は、もはやしつけの域を超えていますので、これは悪影響どころの話ではありません。論外です。

ここで挙げる『叩くしつけによる5つの悪影響』とは主に心に作用するものです。

  • 心身の発達が遅れる
  • 暴力を振るうようになる。
  • キレやすくなる
  • とても惨めな気持ちになってしまう。
  • 親に対する恐怖心や反抗心が生まれてしまう。

どれか一つは恐らく皆さん耳にしたことがあるのではないでしょうか。
かく言う私も何となく暴力を振るうようになってしまうという事は聞いたことがありました。ただ、それ以上に、子供を叩くことで不安な成長の仕方をしてしまうものだと思いました。

皆さんはいかがでしょう。

 

子供を叩いて分からせるに効果はあるか

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叩かれたとき、子供は何を思っているのか?

自分が子供だった時に、『言ってわからないから叩いたの』とか、『あなたは叩かなければ分からない』と言われたことはないでしょうか。

また、以前とあるTV番組で教育者と名乗っていた方が、子供(特に幼児や赤ん坊)は、言葉がわからないから、叩くことで体感で覚えさせるために叩くことは有効であると話していたことがありました。

では、果たして子供は叩かれたことについて、理由まで理解して覚えているでしょうか本当に体感で覚えられるのでしょうか?

 

答えは「No」です。

 

そもそも言葉がわからないのですから、叩かれた理由なんて当然のことながら理解できるはずもありません。叩いた(子供から見ると叩かれた)理由は、叩いた親にしかわかりません。

それに子供は怒られる理由となった行為について、『何が悪いのかわかっていない』からやるのです。

悪いと思っていない、そして悪い理由もわからない

これでは、いくら経っても、親から見て悪い行為をしなくなるはずはありません。

 

「それじゃあ言葉がわからない子が危ないことをしていた時にどうすればいい?」
「叩く以外にどうやって伝えたらいい?」
「危ないことをしていたも放っておいて良いのか?」

と思う方がいるかもしれません。

 

子供にちゃんと伝えるためには

確かに言葉が伝わらない以上、何か他の手段で危ないということを伝えなければいけません

たたくということ以外にも危ないということを伝える手段はあります

『子供の顔や目を真っ直ぐ見て話しかける』

『手を握ってあげる』

など。

 

叩くということに即効性はあるのは事実です。叩かれることによって肉体的痛みを伴い、それは即座に脳に伝わりますし、そして、繰り返すことにより、理屈ではなく本能的に叩かれることを回避していくことを覚えていくことは確かにあります。

ただ、これはハッキリ言って調教です。子供をただ従わせているだけにすぎません。

そして従わせられることを覚えた子供は、自分で成長する力を失ってしまいます

軽くたたくなら大丈夫なのか

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子供が心に傷を負ってしまうのは、強く叩くからであって、『軽く手をたたくぐらいなら、そんなに心に傷を追わない』のではないか?

子供に気づきを与えるために、『軽くポンと叩くぐらいならいい』のではないか?

そう思うお父さん、お母さんもいるでしょう。
ハッキリ言って意味ありません。

結局のところ、親が叩く力を加減しているだけで、叩いたという事実に変わりはありませんし、そもそも何のために叩くのでしょう。

軽く叩いたところで、根底に調教したい、従わせたいということがあることに変わりはありません

また子供は、『何か悪いことに対して、叩いていいんだ』と思うだけで、それを友だちであったり、弟や妹に対して叩くようになるだけです。

大人は力の加減が出来ますけど、子供は親が加減しているなんてこと知りませんし、そもそも力の加減が分かりませんから、フルパワーで弟や妹を叩くようになっていまします。

結局、強く叩こうが弱く叩こうが結果は変わりません。

 

叩いてしまう衝動を抑えるためのポイント

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叩くことが子供に悪影響を及ぼすことを頭で分かっていても、『どうしても感情が抑えられず、子供を叩いてしまったことがある』というお父さん、お母さん、多いと思います。

 

では、叩かないようにするためにはどうしたらよいのでしょうか
そもそも子供を叩いてしまう時というのは、殆どが感情の発散、つまり、怒りです。

 

怒りの原因は様々です。
子供が言うことを聞かなかったり、グズグズしていたり、イヤイヤだったり。また子供だけでなく、お父さんお母さんが何か他のことで元々イライラしていた、ストレスが溜まっていたなど。

 

子供のイヤイヤを抑え我慢させる方法はコチラ

怒りの原因そのものを沈める方法はコチラ

子育ての慢性的イライラをしないアイデア集はコチラ

 

思わずカッとしてしまった時、そして叩きそうになってしまった時には、

  • 深く深く深呼吸を2,3回する。
  • 「叩かない」と紙に書いて見えやすい場所に貼っておく
  • 叩きそうになったら別の部屋に行くなど少し子どもと距離を置く

といった事が有効なようです。

アンガーコントロールで言われているように、人間の怒りというのはカッとなってから6秒間だけで、この6秒間を我慢することが出来れば、感情的な怒りというのは静まるようです。

先ほど紹介した3つのうち、深呼吸や別の部屋に行くといったことをすれば6秒間はあっという間です。

まとめ

子供のしつけにおいて、叩くということがどんな悪影響を及ぼしてしまうのか、そして叩くということが、しつけにおいてどれだけ無意味かを紹介しました。

子供を叩いてしまうという気持ちは私自身もそうなので、とてもよく分かります。ただ、叩いてしまったら、本当に子供に伝えたい事は伝わりません。

時には厳しさも必要ですが、叩くことは必要ありません。優しく子供を包んであげてくださいね。

 

子供のご飯を食べるスピードが遅くて手が出そうになった事があるという人は、コチラの記事を見ると、手が出なくなり、子供のご飯も早くなりますよ。

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huck

子供が出来ると段々とファッションに気を使わなくなっていくなんていうダサい父親になるのなんて、まっぴらごめんな37歳2児のパパ。


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