・キャンに焚き火台が必要な理由
・焚き火台を選ぶポイント
・焚き火の雰囲気をさらにアゲてくれる周辺ギア
焚き火台はキャンプの焚き火で何故必要なのか理由を教えるね。
キャンプで焚き火台が必要な4つの理由
断言します!キャンプで焚き火台は必要です。
この後で紹介するマナー的、安全面は当然のこととしてですが、焚き火台によって、焚き火は色んな表情を見せてくれます。
つまり、焚き火台によって、自分好みの焚き火を楽しめる事が出来ます。
理由①キャンプ場の多くは直火禁止
直火とは地面に直接薪や炭を置いて火を焚くことです。
最近では直火禁止のキャンプ場が増えていますが、芝生や地面にダメージを与えないためや、焚き火後の後処理をしない人が増えてきたために直火が禁止になっています。
直火OKのキャンプ場もまだありますが、圧倒的に直火禁止のキャンプ場が多いです。
また、焚き火の後処理をしないでおくとゴミが散らかるだけではなく、木が枯れてしまったりする危険があるので、完全に元通りに出来る自信が100%無いのであれば、焚き火台を使った方が、優しいキャンパーになれるでしょう。
・直火をした後は、多かれ少なかれ地面を傷つける
理由②安全に焚き火を行うため
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焚き火は、安全に楽しむものです。
火はちょっとの油断で思わぬ災害を引き起こします。
焚き火台はくべられる薪の数、量が焚き火台の大きさによって強制的に決まります。
つまり、安全に焚き火が出来る量が自動的にわかるというもの。
火が付いたら薪をどんどん乗せるのではなく燃やしきれる分を焚いてゆっくりたのしみましょう。
なお焚き火台の設営場所は風向きや、周りに燃えやすいものがないかを確認してから場所を決めましょう。
着火の際紙を燃やすと一瞬はよく火が上がりますが、風が強いと飛んで行ってしまうので注意が必要です。紙を燃やす場合は丸めて上に小枝などを置いて飛ばないようにしましょう。
焚火が終わったらきちんと鎮火をして、それぞれのキャンプ場の指示に従いましょう。
火消しつぼがあると確実に火が消えてくれるので安心です。
理由③BBQコンロで焚き火台の代用は出来ない
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焚き火台とBBQコンロの最大の違いは高さだと思います。
焚き火台は地面に近く、座りながら調理をしたり、焚き火を眺めたりすることができます。
BBQコンロは高さがあり、調理のみに向いています。
調理のみをする場合はBBQコンロで代用可能ですが、暖をとったり、火をじっくり眺めたい場合は焚き火台がおすすめです。
また耐荷重が焚き火台とBBQコンロとでは違います。
製品にもよりますが、焚き火台の方が一般的には耐荷重は大きく、そのため、重量のダッチオーブンであったり、多くの薪をくべても変形しません。
以前、私は折り畳めるBBQコンロに薪をくべて焚き火をしていたことがありましたが、1日で折り畳みが出来なくなってしまいました。
・耐荷重、雰囲気が違うので、BBQコンロでは焚き火台の代替品にはならない
理由④焚き火の表情は焚き火台によって変化させられる
焚き火をする目的は、暖を取るため、料理をするため、ゆったりとした時間を過ごしたいためなど様々あります。
どんな目的で焚き火をするにしても、やっぱり見た目は重要です。
例えば、ゆったりとした時間を過ごしたいのであれば、機能的に美しい見た目よりは、様式美であったり、野営的な雰囲気を醸し出す見た目の方が好まれるのではないでしょうか。
焚き火台には様々な形がありますので、ご自身の目的や、求める雰囲気、見た目(表情)を作りやすいです。
・焚き火の表情は焚き火台の形によって色々と変わる
焚き火がもっとも華開く焚き火台の選び方
焚き火台を調理器具としても使うか
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焚き火台には大きく分けると2タイプがあります。
それは調理器具として使う事を前提にしているものとそうでないものです。
それぞれのおすすめ商品をご紹介します。
調理器具としても使いたい一挙両得な焚き火台
ユニフレーム ファイアグリル
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焚き火台といえば、スノーピークの焚き火台、このユニフレームのファイアグリルかというぐらい、絶大な知名度を誇ります。
ユニフレームは金属加工で有名な燕三条のメーカーで、金属加工や金属食器を祖にしており、知らない人はアウトドア界隈では完全なもぐりです。
このユニフレームの焚き火台の最大の特徴として、網を斜めに置くことで火加減が調節しやすくなっています。
ロストル(火の通りを良くする網)が焚き火台の下に入っているため、空気の通りが良くなり火が良く燃えてくれます。
・焚き火台としてのベースな機能が詰め込まれていて、初めて焚き火台に触れるという方におススメ
プリムス kamotoオープンファイアピット
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コンパクトにまとまり、他の焚き火台より薄く収納できます。
収納袋もオプションですが付いており、車への積載はラクです。
ちなみに、この焚き火台、私使っているのですが、キャンプ場で人と被ったことは1度もありません。
燃焼効果が高く火力強めで、ステーキはあっという間にいい感じに焼きあがります。
炭受けが一体となっていますし、地面に対して脚ではなく平面でベターッと置くタイプですので、安定感は焚き火台の中でぶっちぎり1位です。
ダッチオーブンなどを載せてもびくともしません。
・ギアは人とかぶりたくないという人におススメ
焚き火を愛でたい。焚き火、火種として使う焚き火台
コールマン ファイアーディスク
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簡単に折りたためて設営も簡単です。
炭ができやすく、火が真ん中に集まって綺麗に炊きあがってくれるのでじーっとながめていると本当に美しいです。
太陽光での着火が可能で、新品でピカピカの状態がやりやすいので是非挑戦してみてください。
・野営感が欲しいという方におススメ
ソロストーブ
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二次燃焼という概念を一般に浸透させた立役者ともいえる焚き火台です。(正確には焚き火台ではなくストーブですが)
二次燃焼という聞きなれない言葉が出てきたので、ここで簡単に二次燃焼について軽く紹介します。
一般的な焚き火台は高温で熱された薪から発生した可燃ガスに火が着くことで薪が燃え、一部燃え切らない可燃ガスが煙となります。
一方、二次燃焼ストーブは煙となった可燃ガスに高温の空気を吹き付けて再燃焼させる構造となっているため、煙が出にくく、効率よく高火力を生み出せるのが特徴です。
つまり、焚き火台(ストーブ)の空気循環を工夫することで、燃焼効率が良くなる、火力が強くなるという事です。
このソロストーブは、二次燃焼の仕組みで拾ってきた小枝でも十分に焚き火が楽しめます。
空気穴を塞がないように乾いた小枝を入れると火がつきます。
筒状なので、縦に火が登り、とにかく美しいです。
ちなみに着火剤としてペレットを入れると、アッという間に火柱が立ち上がります。
そして暖かさが抜群なものです。
・様式美をキャンプサイトに求める人におススメ
持ち運びを考えてコンパクトに収納できるか
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BBQコンロは脚だけ折りたためるものが多いですが、焚き火台は薄くコンパクトにまとまり組み立ても簡単にできます。
ソロキャンプなどでは小さいものでも焚き火も調理もできるので、かさばらずに持ち運べます。
ユニフレーム ファイヤースタンド2
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焚き火台に耐熱メッシュという素材を取り入れたパイオニアであるユニフレームの焚き火台です。
メッシュなので耐久性が不安になりますが、結構な量を載せても大丈夫です。
バイクキャンプやソロキャンプにも持ち運びやすい軽量な焚き火台です。
・機能美をキャンプサイトに取り入れたいと思っている人におススメ
焚き火台が華やぐ焚き火ストのためのギアたち
火バサミ・トング
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火バサミとトングの違いは、火バサミは木炭や炭などの熱を持ったものを掴むためのもので、トングは食材を掴むのに適したものです。
トングで炭を掴むこともできますが、トングで食材を扱う場合は火バサミを別で用意した方が良いでしょう。
革のグローブ
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薪を切るときの棘ささり防止や、ダッチオーブンやスキレットなどの熱いものを移動させるときに使います。
新しいものから使っていくと、どんどん馴染んでいくので愛着が湧いてきます。
チャッカマン・トーチ
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火おこしの時に大活躍してくれます。トーチバーナーは火力が強く木が多少湿っていても火がついてくれます。
炭はなかなか火がつきにくいですがトーチバーナーを使えばすぐ火がつきます。
炙り料理や、燻製チップの火おこしにも役に立ちます。
鉈
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キャンプ場で拾った木材を燃えやすい大きさに切ったり、木の皮を剥くことができます。
買った木材も太い場合があるので好きな大きさにできます。
ブッシュクラフトをする際も鉈が便利なので鉈があれば良いでしょう。
火消しツボ
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焚き火を楽しんだ後の処理は環境のためにもキャンプ場のためにも大切です。
炭はなかなか火が消えないので、鎮火を待っていると時間がかかってしまいます。
火消しツボがあると、消えていない炭を入れて放っておくだけで鎮火してくれるので時間も短縮できます。
ワンランク上の焚き火ストになるために必要なギアたち
ローチェア
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焚き火台は地面から近く、ずっとしゃがんでいるのは疲れてしまいます。
ローチェアを使うと、調理もしやすく、暖をとる際も暖かいです。
背もたれが首まであるとゆったりとでき、立つことが多い場合は背もたれがないものでも良いでしょう。
お子様や夫婦はベンチ型のものもおすすめです。
ローテーブル
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地面にそのまま飲み物を置いたりすると、足を引っ掛けてしまったりしますので、ローテーブルがおすすめです。
食材をカットしたり、ゆっくり飲み物やデザートを楽しみたい時にも便利です。
コンパクトに折りたためるため、持ち運びも便利です。
火吹き棒
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火に風を送るならうちわでも良いですが、火吹き棒の方が見た目もカッコ良いですよね。
ローチェアに座ったまま息を入れられ、集中的に一箇所に息を入れることで火力を上げられます。
トライポッド
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中央にケトルやダッチオーブンをセットして焚き火の上に吊るすことができます。
火からの距離を変えることで火加減が調節できるので、直接調理網のうえに置くより火力調整しやすいです。
お湯を沸かしたり、蚊取り線香を吊るしたりもできます。
アンカー、フック、ハンガー
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焚き火台の周りに調理器具やランタンを吊るしておけます。
台がついているものもあるので、ちょっとしたものを置くこともできます。
これを揃えると焚き火台の周りがグッと本格的になります。
ロストル
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焚き火台で調理する場合に必要なロストルは、耐久性が高い丈夫な網です。
重さのあるダッチオーブンを置いたりしても歪まずに使えます。
お肉を焼けば火力も強く、綺麗な焼き目で焼くことができます。
焚き火テーブル
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ローテーブルとは違い真ん中に焚き火台を置いて火を囲って座れます。
夕方以降は焚き火を囲ってまったりする時間が多くなってきます。
暖かい焚き火の周りでゆったりと過ごすのに最適なテーブルです。
焚き火ストなら絶対やりたい焚き火台の料理
スキレット料理
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パエリアはスキレットでみんなで食べられるメイン料理です。
好きな海鮮やお野菜を入れてつくれます。
インスタントのパエリアの素を使えば味付けも簡単です。
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アヒージョはバゲッドやクラッカーと楽しめる料理です。
カマンベールチーズが丸ごと入ったアヒージョはボリュームも満点で見た目も抜群です。
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ビビンバはおこげがつけやすいスキレットにぴったりです。
熱々ごはんと横で焼肉を焼けば最高の夕飯セットです。
ダッチオーブン料理
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豚肉の塊とお野菜を豪快に丸ごといれてじっくりローストしたローストポークは、野菜の旨味、肉の旨味がよく滲み出て最高に美味しいです。
家ではなかなかむずかしい料理ですが、ダッチオーブンではほとんど放置で完成します。
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牛タンシチューはじっくりコトコト煮込んで。
熱の通りが良いダッチオーブンではお肉がトロッととろけて美味しくなります。
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ダッチオーブンで作る燻製は煙も少なく、誰でも簡単にできます。
ウインナーやチーズ、お肉などなど、気になる食材を入れて燻製にして。おつまみにぴったりです。
焚き火台はキャンプにおける自分のアイデンティティになる
焚き火台があると基本的にゆったりと調理ができ、焚火を眺めてゆったりと過ごすことができます。
火を見つめているとリラックス効果もあるので、癒されますね。
しかも、焚き火台は焚き火を色んな表情に変えてくれますし、あなた好みの焚き火、テントサイトを彩ってくれるものになります。
機能を求めるもよし、様式美を求めるもよし、あなたのアイデンティティにあった焚き火台を見つけてみてください。