家庭訪問を狭い玄関で済ますのはアリか?マンションの場合どうする?

最近の家庭訪問は玄関先で行うこともあるようですが、玄関先で行うことが失礼にあたるのではないかと心配されている方もいます。
今回は玄関先で家庭訪問をする時のもてなし方や先生側の玄関先で行いたい理由を紹介します。
家庭訪問は玄関先でok?
家庭訪問は玄関先だけで済ましても問題ありません。
最近では家庭訪問の目的が通学路の確認や自宅の位置確認をするという方向に変わっていったからです。
また先生も次の家へ行かなければならないので、玄関先で済ます方が帰りやすいので中へ入るのを遠慮する人も増えています。
家庭訪問の目的は?
家庭訪問の目的として自宅の位置確認と通学路の確認、保護者との挨拶や家庭での様子を知るという理由が挙げられます。
特に最近では自宅の位置確認や通学路の確認の目的が強いようで、保護者が留守でも構わないという旨の手紙を出す学校もあるようです。
自宅の位置確認
自宅の位置を確認しておくことで子供を何らかの事情で先生が送り届けないといけない時に一度通った道や尋ねた家だと間違わずに送り届けることができます。
また、自宅周辺の治安はどのような感じかも知ることができます。
通学路の確認
通学路を確認することで、危険な道や夕方になると暗くなる道などを把握します。
把握することで、先生も子供達に危険な場所だから気を付けるように呼び掛けることができるので、防犯や災害時に役立ちます。
家庭での様子を知るため
前は家庭での様子を知るために家に上がり学習机周りをみたり、家庭での様子を聞いたりすることが多い傾向でした。
最近ではプライバシーなどで問題視されることもあったようで、中に入ることは少なくなりました。
中に入らない分、保護者との会話の中で家庭での子供の様子を聞いてくる先生も多いようです。
保護者とのあいさつ
家庭訪問は新学期になってから約1ヵ月ぐらい経った頃に行われます。
新しく担任する子供たちの性格や安全面などの理由もありましたが、保護者に自分がこういう者ですと知ってもらう為の挨拶の意味合いもあります。
玄関先でも全然失礼じゃない!
家庭訪問を玄関先で済ますことは失礼なことではありません。
先生の方も限られた時間で複数の家を回らないといけないので、玄関先の方が都合が良いことが多いです。
ただ、先生によっては中に入りたがる人もいる可能性があるので事前に配られる手紙で確認しておきましょう。
時間が限られているので長居は遠慮する傾向に
家庭訪問は一日に複数の家を回ります。
ですので、1つの家に長居してしまうと他の家への家庭訪問時間が短くなってしまったり、最悪時間までに訪問できない可能性が出てきます。
そうなると遅れてしまった保護者への信頼がなくなってしまいますので、できるだけ時間を見て帰りやすいように玄関先で家庭訪問を済ましたいと思っている先生もいます。
家庭訪問が玄関先でも本当に大丈夫?
家庭訪問を玄関先で済ますのは失礼なのではないかと心配する保護者の方もいます。
そのような場合は学校から渡される家庭訪問についてのプリントを読んでおきましょう。
プリントに家庭訪問の時にどうしてほしいか書いてあることはよくあるので、中には「玄関先で済ます」とハッキリ記述されていることもあります。
それでも心配であれば先輩ママ友にも聞いてみてどうしたのか把握しておきましょう。
また先生や訪問する順番が最後だったりすると中に上がって話をすることもあります。
学校からの家庭訪問についての手紙を読む
学校で配られる家庭訪問についての手紙はお茶やお茶菓子は不要と書かれていることもあり、こちらがどのような準備をしていたら良いのか書いてくれていることがあります。
また、学校の方針によって玄関先で済ます、または逆に上がらせてもらうことなども記述されていますので、手紙は読んでおきましょう。
お茶やお茶菓子について記述がある場合も
お茶やお茶菓子は保護者側からすると用意していないと失礼なのでは、と思う方もいます。
しかし、先生側からすると、お茶を飲むとトイレに行きたくなってしまうので困ることもあるようです。
そのため手紙にお茶やお茶菓子は不要です、と書かれていることもあります。
先輩ママ友に聞いてみる
もし、手紙の内容を見ても不安なのであれば先輩ママ友に聞いてみるのも一つの方法です。
家庭訪問をどんな感じでしたのか聞いておくことによって、そこの学校が玄関先で済ますのかどうかが分かる場合があります。
また、流れだけでもなんとなく聞いておくと不安も少なくなります。
先生や順番によって違う場合も
先生や訪問する時間帯によっては中に上がることもあるようです。
とくに学校で玄関先で済ますように決められていない場合は先生によっては家庭の雰囲気を知っておきたいと思い中に上がる先生もいます。
また、玄関先で済ます理由として時間がないという部分が大きかったのですが、訪問する順番が最後だと時間を気にする必要もないので、中に上がって話をする先生もいます。
「よろしければどうぞ中に」と最初に一声かける
訪問の順番も最期で先生も中に入りたいのか分からない場合は最初に「よろしければどうぞ中に」と一声かけるだけでも違います。
中に入りたい先生であれば中に入りますし、玄関先で済ませたい先生であれば断ってくれるのでこちらもスッキリした気持ちで先生と話すことができます。
家庭訪問を玄関先で済ませる場合
家庭訪問を玄関先で済ませても問題はありませんが、できるだけ失礼がないように座布団や折りたたみイスを用意しておくといいでしょう。
またやはり飲み物がいるのではないかと心配される方はペットボトルを用意しておき渡すという方法もあります。
玄関に上がりがある場合
玄関に上がりがある場合は先生に腰をかけてもらうために座布団を用意しましょう。
座布団を用意することで丁寧にもてなしている印象を与えることができます。
座布団を出して座ってもらう
先生には座布団を使ってもらい自分はその場に座ることで先生が上の立場になるので失礼がありません。
しかし、中には遠慮する先生もいて座布団1つだと座りたがらない先生もいます。
その時は自分の分の座布団も用意して先生が話しやすいにしましょう。
玄関に上がりがない場合
玄関に上りがない場合は玄関の中に入ってもらって立ち話をしたり、折りたたみイスに座ってもらったりする方法があります。
また、外に玄関ポーチがあるのであればそこに先生はいてもらい玄関ドアを押さえながら話をした人もいるようです。
玄関内に入ってもらい、お互い立ち話
玄関内に入ってもらって立ち話をする形にすると、先生も靴を履いている状態なので時間をみて切り上げやすくなります。
しかし、自分が中にいる状態だと先生より頭が上になってしまうので気になってしまう人もいるようです。
その場合は自分も玄関に降りることで頭が上にならないようにすることができます。
また、先生側からするとお茶菓子などを出される心配もないので、スッキリした気持ちで話をすることができます。
折りたたみイスを先生に用意して自分は正座
中には玄関に折りたたみイスを用意していた人もいたようです。
先生には椅子に座ってもらい、自分は正座することで先生の方が頭が上になるので失礼になりません。
しかしあまりにも高低差があると話しづらいこともあるので注意しましょう。
玄関ポーチがあれば先生がそこに、親はドアが閉まらないようにおさえながた立つ
玄関ポーチがあるのであれば先生はそこに立ってもらいは自分はドアが閉まらないように押さえながら話をするという方法もあります。
こうすると玄関内で気になっていた自分の頭が上になってしまうということを防ぐことができます。
先生側から考えてもすぐにお話ができるので、時間効率が良い方法になります。
マンションだと周りに丸聞こえかも
マンションだと玄関先で話をすると他の部屋の人に話が聞こえてしまうかもしれません。
気になる場合は、先生にその事情を伝え中に入ってもらうように促したりしましょう。
お茶は必要ないがどうしても気になるならペットボトルを
玄関先で話をする場合特にお茶を用意する必要はありませんが、どうしても気になるようであればペットボトルのお茶を用意しておきましょう。
ペットボトルだと先生がすぐ飲まなくても渡すことができますし、先生も本当に喉が渇いた時に飲むことが出来ます。
家庭訪問をリビングに案内する場合
玄関先でも問題ありませんが、中にはリビングに案内して話をする場合もあります。
その時は玄関にスリッパを用意したり、お茶やお茶菓子もすぐ出せるようにしておきましょう。
また先生の中には学習机周りを確認する先生もいるので、ある程度整理しておいた方が良いでしょう。
玄関にスリッパ
先生がリビングにあがる場合は、失礼がないように玄関にスリッパを用意しておきましょう。
気にする先生の方が少ないと思われますが、マナーとして用意しておくことで困ることはありません。
お茶とお茶菓子はすぐ出せるように
リビングに案内したらお茶とお茶菓子はすぐに出せるようにしておきましょう。
家庭訪問の時間が限られていますから、もてなす時間ができるだけ最小にしておくのがベストです。
お茶菓子は持ち帰りできる個包装のものを
お茶菓子は個包装の物の方が好まれます。
話をしている最中にお菓子を食べるのは気が引けるという先生もいるので帰り際に持って帰れるようにできる物にしましょう。
こちらも持って帰ってくださいと言いやすいです。
学習机周りを確認する先生もいる
先生の中には学習机周りを確認して家庭での学習環境をチェックする人もいます。
特にどうこう言われることはほとんどありませんが、子供との話のネタにもなったり、家庭訪問時に子供もいればその時にコミュニケーションをとることもできるので、学習机周りを確認する先生もいるようです。
家庭訪問は限られた時間!伝えるべき事を話そう!
家庭訪問は先生から家に来てもらって話ができる貴重な時間です。
持病やアレルギーなど伝えてお置かなければならないことはきちんと伝えましょう。
また、子供の性格での不安なことや伝えておきたいことも先生と共有することで子供が学校で過ごしやすくなります。
持病やアレルギーなど最初に伝えておきたいこと
子供の持病やアレルギーは命に関わることなので最初にしっかり伝えておきましょう。
最近は様々なアレルギーを持っている子供がいるので先生の方から聞いてくれることも多いです。
子どもの性格で伝えておきたいこと
子供の性格で伝えておきたいことも言っておきましょう。
こんな性格だと先生も知っておくことで学級運営をする時の手助けにもなりますし、何より子供がより快適学校で過ごせるようになります。
学校での様子はまだ先生もわからない
まだ担任を持って一か月ほどしか経っていないので、先生も子供の学校での様子をしっかり把握できていない部分もあります。
特に子供の心情までは全然わからない状態ですので、こちらから最近の子供の様子を教えてあげて先生が把握しやすいようにしてあげます。
まとめ
家庭訪問は現在では玄関先で行ったりお茶を用意しなくても全然問題ありません。
逆に学校側からプライバシー等の問題を起こさないために玄関先での家庭訪問をするよう方針を定めていることもあります。
また、たまに先生の方からトイレを貸してほしいと言うこともあります。
ですので、玄関先だけ準備をしておくのではなく先生が入って来ても良いようにトイレやリビング等は綺麗にしておいた方が良いかもしれません。
玄関先でもお茶なしでも問題なし!
玄関先やお茶なしでの家庭訪問の方が先生にとっては都合が良い点が多いです。
先生によったり、家庭訪問の順番によっては中にあがることもありますが、基本的には玄関先で済ますようにしても問題はありません。
トイレを借りたい先生も!油断大敵!
中には家庭訪問でお茶菓子やお茶をもらってトイレをしたい先生もいます。
その時に備えてトイレ掃除をしたりトイレ用スリッパを用意しておくと慌てることがありません。
油断はしないようにしましょう。