私がファミリーキャンプでキッチンテーブルを使わない理由
例えば2ルームテントだと、リビングにキッチン用品を置くことになりますよね。
その際、キッチンテーブルは本当に必要なのでしょうか。
まずは私がキッチンテーブルを使わない理由についてお話しします。
リビングを広く使いたい
キッチンテーブルは機能性が高く、お洒落なデザインのものなどたくさん種類がありますが、荷物が多くなるファミキャンではキッチンテーブルが一つテント内にあるだけでリビングの面積を取ってしまいます。
もちろんコンパクトタイプのキッチンテーブルなら邪魔にならないかもしれませんが、ファミキャンなど人数の多いキャンプでは調理する食材の量も増えるので、小さなキッチンテーブルを購入したところで対応できるのか微妙なところです。
この後キッチンテーブルの代用法についてお話ししていきますが、私的にリビングをゆったり広く使うためにはキッチンテーブルはなくてもいいものだと思っています。
・キッチンテーブルはテント内の面積を取ってしまうくらい大きい物もある
・小さいキッチンテーブルを購入したところで人数のいるファミキャンでは物足りない
家族(子供)に背を向けて料理をして、家族の様子が見えないのがイヤ
子供が何をしているのか分からない
テントの中ではキッチンテーブルを基本的に壁側につけて設置することが多くなると思います。
すると、家族(子供)に背中を向けて料理をすることになるため、料理中の家族の様子が見えなくなります。
小さな子供は急に何をしでかすかわかりません。ましてや普段とは違う環境下の中で背を向けて調理していると、子供の様子が見えないため不安になる親もいると思います。
私以外でワイワイやられるのはちょっと寂しい
背を向けていると料理している人がなんだか孤立したような気分になってしまうのが私的には寂しいです。
個人的にファミキャンの醍醐味は、家族とみんなで顔を合わせながら食事をすることだと思っています。
もちろん食事までの調理過程も大事。
小さな子供にとって、親と一緒にキャンプ場で食事を作るということは思い出に残ると思います。
わざわざキッチンテーブルを使わなくても、ダイニングテーブルやラックを活用(この後お話ししていきます)してキャンプ内を見渡せる配置で調理ができると、子供たちの様子も見ながら一緒に時間を共有できますよ。
・家族に背を向けて料理することになるため料理中の家族の様子を伺いにくい
・キッチンテーブルを使うと小さい子供は一緒に調理することが難しい場合がある
キッチンテーブルの機能をそこまで使う事がない
食器の収納をキッチンテーブルに頼らなくても問題ナシ
メーカーが出しているキッチンテーブルは機能性が高いものがたくさんあります。
食器類や調理器具の収納ができたり、天板の高さが大人の調理しやすい高さになっていたりとメーカーによって機能は様々です。
ただ私の場合ですが、例えば食器類や調理器具の収納はボックス内に入れてまとめテント内で邪魔にならないように収納することで、キッチンテーブルの収納を利用しなければ困るといったことがないように工夫しています。
座っているとキッチンテーブルに向かうのが意外とメンドクサイ
ロースタイルのキャンプなら、高さのあるキッチンテーブルを使う方がかえって立ったり座ったりと疲れてしまいます。
キッチンテーブルの機能性にこだわりがないのであれば他の品で代用が効く場合が多いですよ。
・他の商品で代用が効く可能性がある
キッチンテーブルはちょっと値段がお高い
メーカーが出しているキッチンテーブルは機能性が高い分値段もそれ相応になります。
1〜2万くらいするものが多いので、本当に必要か悩んでいる場合は一度代用が効くものか検討してみるのも手。
最近では自作でキッチンテーブルを作るキャンパーも多く見られます。
ただ、最初は木材の切断をするところからの本格的DIYとなると結構大変です。
ラックを繋げて天板を載せるだけでもキッチンテーブル代わりになるので、普段キャンプで使っている収納棚がまずはキッチンテーブル代わりにならないか見直してみるのもいいですよ。
・自作した方が安く、かつ自分好みのキャンプスタイルに合ったキッチンテーブルができる
ダイニングテーブルでキッチンテーブルの代用をする
実際に私も実践していることですが、食事をするダイニングテーブルで料理をするという方法です。
家族と輪を囲みながら料理もでき、場所を取らない簡単な方法です。
料理も出来る大きさのダイニングテーブル
料理ができると言っても、小さいダイニングテーブルだと物足りなさを感じますよね。
そこで、調理スペースのことを考えた大きめのダイニングテーブルを2点紹介します。
キャンパーズコレクション フォールディングテーブル
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手の出しやすい値段でハイクオリティのキャンパーズコレクションから、奥行きが80cmあるダイニングテーブルの紹介です。
普通のダイニングテーブルは奥行き60cm程度がメジャーですが、これはそれより20cmも大きいので調理スペースを多く取ることができます。
高さも二段階調整できるので、調理の際は高くして、食事の際はローテーブルとして使用することもできます。
幅120×奥行き80×高さ70cm(ローテーブル時37.5cm)
・高さが二段階調整でき、調理しやすい高さになる
サイドテーブルでダイニングテーブルを拡張する
ダイニングテーブルは持っているけど、あと少しだけスペースが欲しい!というキャンパーさんもいますよね。
そんな時サイドテーブルがあると便利ですよ。
アイリスオーヤマ アルミローテーブル
軽量かつコンパクトなアルミ製のロールテーブルです。
高さも70cmと大体のダイニングテーブルの高さにマッチするため、既存のダイニングテーブルにくっつければちょうどいい高さで調理スペースを拡張することができます。
アルミ素材のため錆びにくく、コンパクト収納できるためテント内でも邪魔になりません。
幅70×奥行き70×高さ70cm
・大概のダイニングテーブルとほぼ同じ高さ
山善 折りたたみテーブル ミニテーブルハイ
本当にあとちょっと、調理器具を置くスペースが欲しいなんて時にこのサイズ感はピッタリ。
小ぶりなため設置していてもテント内で邪魔にならず、手が離しにくい調理時間にすぐに組み立てることができるのも利点。
重さも4.5kgと軽いので扱いやすく、デザインも優しい木目調なのでキャンプテイストにマッチします。
幅50×奥行き40×高さ70cm
・軽量で組み立てが楽
小物類の収納棚でキッチンテーブルを代用する
先ほど機能性の高いキッチンテーブルを紹介してきましたが、実際そこまでの機能性はいらないのでは?と思っている人もいると思います。
そんなキャンパーさんには、収納棚で料理をする方法をお伝えします。
ラックを連結
荷物置きとして使えるラックを連結することで、キッチンテーブルの代用品として使用する方法があります。
これなら場所もとらず、普段は荷物を収納しておけますね。
コーナン 4段ラック
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コーナンの4段ラックはコスパが良く使いやすさ抜群。
ラックを横に2つ並べて上に天板を置くとキッチンテーブルに早変わり!(ラックはスノコ状のため天板を載せたほうが作業台として安定します)
新たにテーブルを設置するわけではないので、テント内のスペースも変わらずスッキリと作業ができますよ。
幅60×奥行き30×高さ87cm
・元々収納棚として使用しているので、天板一つあれば新たに作業スペースを取る必要がない
ユニフレーム フィールドラック
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ラックといったらこの商品なのではないでしょうか。
汎用性の高いこちらの商品、なんと4段までスタッキングできるんです。
スタイリッシュな見た目に反して耐荷重は30kg。
収納時の厚さも1cmと幅を取りません。
またオプションで購入できる天板を使用すれば、収納力を保ちながらキッチンテーブルに早変わり。
こちらも場所を取らずに作業台の確保ができます。
幅60×奥行き35×高さ23cm
・軽いのに耐荷重が高いので調理器具を置いても問題ない
自作ラックでキッチンテーブルの代わりとして使う
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こちらの写真は、ラックを自作してキッチンテーブルの代わりとして使用しているキャンパーさんです。
使い勝手の良さを求めるなら、最後に行き着くのはやはり自作。
このキャンパーさんはラックに段差をつけているので、キッチンテーブルとしても調理しやすそうな構造ですね。
もし自作に興味があるなら、いろんなキャンパーさんがラックを自作している動画や写真がネットに載っているのでぜひ検索してみてください。
テントのリビングを広くするコツ
では最後に、リビングが広くなるコツについてお話しします。
背の低い物を使う
人間は三次元的に空間を把握すると言われています。
そのため高さのあるものばかりを配置すると、圧迫感を感じリビングが狭く感じてしまいます。
床の面積は同じでも、配置する物の高さを低く統一することで天井が高く感じられるので、例えばリビング内の椅子やテーブルをローサイズにするだけでもリビングが広く感じられますよ。
断捨離をする
子連れキャンプだと、もしかしたら使うかもしれないと思って持ってくる荷物がどうしても多くなりがちですよね。
でも、そこは思い切って断捨離しましょう!
本当に必要なものだけをテントに持ち込むことを心がけてくださいね。
・とにかくキャンプではミニマリストに
キッチンテーブルは代用品でも全然OK
キッチンテーブルはあったら便利ですが、なくても代用が効きます。
かくいう私もキッチンテーブルは持ち合わせておらず、大きめのダイニングテーブルや収納ボックスの上などを利用して料理していますが、今までそんなに困ったことはありません。
なるべくリビングを広く保ちたい、お金をかけたくない場合はぜひ代用法を考えてみてくださいね。