・キャンプでプロジェクターが迷惑がられる理由
・キャンプでプロジェクターを使っても迷惑にならない方法
キャンプ場でプロジェクターを使って映画とか見るのは憧れるけど、周りの人の迷惑になるのはキャンパーとしてどうかと思うわよね。
・プロジェクターは、「音」と「光」に注意。
・ファミキャンやグルキャンのプロジェクター使用は、意外とうるさいという自覚が必要。
・客観的にプロジェクターを使った自分のサイトを確認し、対策をする。
キャンプのプロジェクターが迷惑だと言われる4つの理由
キャンプ場の夜の静けさと、パチパチと薪が燃える音を楽しみたいキャンパーからすると、プロジェクターの音と光は迷惑になることがあります。
ファミキャンと言えども、騒がしくしてマナー違反になるようなことはしたくないものです。
アウトドアにも持参出来るコンパクトなプロジェクターを買ったので、是非使いたい。
そんな時、プロジェクターが迷惑になる理由4つをチェックしておきましょう。
①音が大きくて夜の静寂さが失われる
屋外で、スクリーンに投影して映画や動画を楽しむ場合、音量はいつも通りでも、夜のキャンプ場では音が響いてしまいがちです。
そして気を付けていても、「騒がしいテントサイト」のグループになってしまいます。
周りのキャンパーさんに、マナーも守れないグループだな、なんて思われたくないです。
隣のテントとの距離、音量を必ずチェックして、プロジェクターを使用しましょう。
・周りのテントとの距離は十分にあるかを確認する。
②かなり眩しくてキャンプ場の雰囲気が壊れる
夜のキャンプ場の明かりは、ランタンと焚き火の明かりくらいです。
管理棟や売店がある建物には明かりがあっても、テントサイトには街灯のような明かりはありません。
この中でプロジェクターを使用すると、屋外では想像以上に明るくなります。
キャンプ場が空いている場合や、隣のテントと離れた場所なら別ですが、ある程度近い場合、隣のテントのキャンパーさんは眩しいはずです。
ここで分かりやすいように、明るさの単位【ルクス】で数値化したものを比較します。
ルクスとは?
光に照らされた場所の明るさを示した単位で、測定する場所によって数値が変わります。
簡単に言うと、照明1つでも照明の直下はルクスの数値が大きく、照明から離れた場所だとルクスの数値が小さくなります。
光量 | |
焚き火 | 10~100lx ※炎の大きさによっても変わる |
ランタン | 100~1000 lx |
街灯下 | 100lx |
アウトドア向けプロジェクター | 100~300lx(性能がよいものは、800ルクスなど) |
数値から見ると、プロジェクターは街灯下かそれ以上の明るさがあるということです。
眩しさの感じ方は人それぞれですが、暗闇のキャンプ場では街中の光より眩しく感じるはずです。
・自分のテントサイトを1周して、周りから眩しすぎていないか確認する。
③虫が寄ってきやすくなる
夜にコンビニや自販機の周りに集まるように、キャンプ場でもの明るい場所に、虫はたくさん寄って来ます。
キャンプ場で出会う虫は、ガや羽アリのような虫や、見たこともないような虫もいます。
自分が虫が苦手でなくても、周りのテントサイトのキャンパーさんの中には虫が苦手な人もいるかもしれません。
明るくしすぎてはいけない、というルールはありませんが、マナーの範疇で明るさに注意しましょう。
ちなみに、100ルクスの明るさがあれば、虫は寄って来ます。
プロジェクターの照度は、100ルクス~300ルクスと想定して考えれば、虫が寄ってきやすいことが分かります。
また周囲をぼんやりと照らすランタンより、1㎡くらいのスクリーンに集中的に光を集めるプロジェクターのほうがルクスの数値は高く、虫が寄りやすいと考えられます。
④予想以上に盛り上がり、話声も大きくなってしまう
子供と映画や動画を見ていると、つい盛り上がって、声も大きくなってしまうことも。
大人は小さな声でしゃべりますが、子供に注意しても盛り上がったら、声も大きくなってしまいます。
他のキャンパーさんから見たら「ファミキャン、うるさいなぁ」と思われているかも。
子供の場合楽しくなったらしょうがないですが、子供にも「おしゃべりは小さく」をお願いしておきましょう。
周りのサイトから迷惑がられないキャンプでのプロジェクターの使い方
プロジェクターの迷惑になるポイントは、光と音です。
光と音を漏らさない工夫をしただけで、ぐっと迷惑になる可能性が減ります。
「迷惑かな?」と心配しないで、プロジェクターを楽しみたいものです。
心配なら、自分のテントサイトをちょっと離れて確認し、光と音が迷惑になっていないか確認するくらいがよいでしょう。
①2ルームテントの前室で楽しむ
2ルームテントの前室でのプロジェクター使用は、天候の急変や、メッシュスクリーンで虫の侵入も防げるので、ファミキャンには特におすすめです。
またテント内ということで、プライベート空間も保たれ、隣のキャンパーさんの視線も気になりません。
②外だからって必要以上に音を出さない
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キャンプをしていると気分も開放的になり、自分では気付かないうちに音量も大きくなり、少しくらい音が響いてもいいかなと思ってしまいます。
キャンプ場の森林サイトなどにいると、隣のキャンパーさんは見えないけど、音だけ大音量で漏れてくることも。
気にし過ぎでキャンプを楽しめなくては意味がありませんが、マナーを守るという気持ちを常に持ち過ごしたいものです。
③子供は無音アニメ、大人は字幕で楽しむ
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キャンプ場でプロジェクターを持参して楽しむ場合、見る動画や映画はどうするかある程度考えます。
この時に音がなくても、もしくは小さくても楽しめる動画、映画をおすすめします。
子供のアニメでは、まだおしゃべりが上手に出来ない子供でも楽しめるアニメもたくさんあるので、この機会にチェックしてみても。
また大人は好きな映画をもう一度字幕で楽しんだり、ホラー映画をキャンプ場の暗闇で見たり、楽しみ方は色々ではないでしょうか。
子供におすすめ、無音でも楽しめるアニメ3選!
①ひつじのショーン
ひつじのショーンと仲間たちが繰り広げる、コメディーで有名なクレイアニメです。
テレビや映画にもなっているので、知っている人も多いと思いますが、新作もチェックしたい作品です。
②ウサビッチ
ロシアの監獄で出会ったウサギのプーチンとキレネンコのお話。
出てくるキャンラクターも個性的で、ドタバタ劇に目が離せません。
シュールな笑いが、小学生くらいの子供におすすめのアニメです。
③ミニスキュル 小さな虫の物語
実写の風景とCGアニメが融合した、虫たちの物語。
虫好きの子供には、絶対見て欲しいアニメです。
キャンプ場のプロジェクターで投影しながら見る、というシチュエーションにぴったりの虫たちの冒険アニメです。
キャンプでプロジェクターを使いたい!迷惑にならないためには。
最新プロジェクター、開放的なキャンプ場で楽しんでみたい!
子供たちも楽しみにしてくれているキャンプ場での上映、せっかくなら周りのキャンパーさんに迷惑にならないように楽しみたいです。
そんな時チェックすべきは、
- プロジェクターは、「音」と「光」に注意して、マナー違反を防ぐ。
- プロジェクター設置後、自分のサイトが迷惑にならないか、もう一度客観的に確認。
- 見る予定の子供のアニメ、大人の映画を厳選する。