・キャンプで濡れたものをちょっとだけ干したい時の洗濯物の干し方
・対荷重を考え、倒壊しない安全な物干しスペースの作り方
・物干しロープを使って、即席物干しスペースを確保の仕方
キャンプの洗濯物、物干しの作り方は干す物の重さで考える
濡れた洗濯物は、たくさんあると意外と重いものです。
洗濯物を干す時、干している場所の対荷重を越えると、物干しが壊れたり、倒れたりする危険性があります。
せっかく干した洗濯物が、泥だらけになってしまうことも。
ここでは、洗濯物の重さと物干しの対荷重を考えて、最適な物干しを紹介します。
参考に、脱水後の水分を含んだ洋服やタオルの重さは以下の通りです。
・Tシャツ 0.2㎏
・ズボン 0.5㎏
・靴下1組 0.07㎏
・タオル 0.15㎏
・バスタオル 0.5㎏
洗濯物の重さから、①~③の項目を使って何処に干すのがベストか紹介していきます。
①【干すもの】対荷重を考えて、何が干せるか
②【方法】どういった感じに干すのがよいか
③【注意ポイント】干すときの注意ポイントをチェック
ちょっとした洗濯物なら、小さいピンチハンガーをタープのポールに
ピンチハンガーに干すもの
小さいピンチハンガーをタープポールに掛けて洗濯物を干すのは、洗濯物が軽い場合に限ります。
靴下2組、Tシャツ2枚、タオル2枚くらいなら重さが1㎏を越えません。
子供の服や靴下だけでも汚れを取っておきたい、濡れてしまったから水洗いして干しておきたい、なんてことがあります。
その場合には、タープポールに小さいピンチハンガーを引っ掛け、簡単に洗濯物を干しましょう。
ピンチハンガーでの洗濯物の干し方
ポールにランタンフックを引っ掛けてそのランタンフックにピンチハンガーを引っ掛けます。
引っ掛けづらい時は、ランタンフックを引っ掛けてそのランタンフックにピンチハンガーを引っ掛けるというのでもアリです。
ポールとの装着部分がゴムになっているものが多く、ランタンを掛けた重さで装着部分がテコの原理できつく固定されます。
ランタンフックは一般的に対荷重が10㎏くらいなので、ピンチハンガーを掛けても、倒壊の危険はなさそうですし、色々掛けておくことが出来便利です。
複数持ちすれば、ランタンを掛ける以外にも洗濯物を干したり、ゴミ袋を掛けておいたり出来るので、おすすめなキャンプギアです。
ランタンフックにピンチハンガーなら十分洗濯物が干せそうですし、ずり落ちてくる心配はないです。
ピンチハンガーで洗濯物を干す時の注意ポイント
ポールって基本的にツルツルしていて、ロープを軽く結ぶだけだと、スルっと落ちてきてしまいます。
せっかく洗濯物を干したのに、気付いたら落ちていたなんてショックです。
100均の洗濯物干しアイテムを活用し、ずり落ち防止策を紹介します。
物干し竿をしっかり固定する「ポールストッパー」
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タープポールにポールストッパーを設置し、縛ったロープや挟んだピンチハンガーが滑らないように使用します。
クリップとしても、フックとしても使える「竿止めクリップ」
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色々な形の物がありますが、フックが付いているものがポールに付けた時ちょっと何かを掛けられて便利です。
100均アイテムは、キャンプギアとして作られた物ではないので、ポールの直径が合わない場合もあります。
「ポールストッパー」や「竿止めクリップ」を活用する時には、ゴム製の物を挟んだりして工夫して使用すると、安定性がアップします。
100均の洗濯物干しアイテムは、キャンプに使えそうなものがたくさんあるので、この他にも探してみてください。
ランタンフックや100均アイテムを活用しましょう。
2,3枚のTシャツならタープのポール近くにもう1本ポールを立ててロープを結んで干す
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ロープに干すもの
1本ポールを立ててロープを張って洗濯物を干せれば、洗濯物がある程度重くても大丈夫でしょう。
靴下2~3組、Tシャツ2~3枚、タオル2枚、バスタオル2枚くらいなら、重さが2㎏~くらいになります。
キャンプ場には、洗濯機が設置してあり共有で使用可能な場所もあります。
有料の場合もあるので、せっかく洗濯するなら、子供の服の他にも大きめのバスタオルなども洗濯したいところです。
この場合、すぐに洗濯の重さは2㎏以上になってしまいます。
ロープでの洗濯物の干し方
洗濯物が2㎏を越える場合、ある程度頑丈な物干しが必要なので、予備のポールを使用し物干しスペースを作りましょう。
方法は、タープのポールを立てる要領と同じです。
ロープで洗濯物を干す時に注意するポイント
まずポールに洗濯ロープを取り付け、その上から引っ張り用ロープを2本取り付けます。
洗濯ロープの上から引っ張り用ロープを取り付けることで、洗濯ロープが抜けてしまう事を防ぎます。
この時引っ張り用ロープは、タープのメインポールを立てる時と同じ用にしっかり張れば、ある程度重さがかかっても洗濯ロープがたるまないでしょう。
ちょっと重い洗濯物ならアウトドア用ハンギングラックで干す
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アウトドア用のハンギングラックとは、主にキッチン用品やランタンをかけておくのに使用するラックです。
アウトドア用の物はコンパクトになるので、持ち運びにも便利です。
一般的に対荷重が8㎏程(メーカーによっては、もっと重いものでもOKな物もあります。)なので、物干しとして代用出来そうです。
ハンギングラックに干すもの
対荷重を考えれば、ハンギングラックには重いものも掛けられそうですが、スペースが限られます。
引っ掛けられる穴が小さいのでハンガーに掛けたものを干すと良いでしょう。
ハンギングラックの洗濯物の干し方
ハンギングラックは、雨や風の影響を受けづらいところがポイントです。
雨天時でもタープの下に移動すれば、ハンガーを掛け、洋服やタオルなど乾かせます。
あまり多くは掛けられませんが、家にあるハンガーラックのように気軽に掛けられるのが使いやすいでしょう。
ハンギングラックで洗濯物を干す時に注意するポイント
ファミキャンの場合、テント周りに子供が引っ掛かったり、倒しそうな物を設置する時は注意が必要です。
ハンギングラックは、タープ下などにあったら子供には邪魔でしょう。
晴天時は、子供が走り回ったり、触ったりする場所を避けて設置するのがよさそうです。
雨天時でも、なるべく人がよく通る動線に設置するのは避けましょう。
おススメのキャンプの物干しロープ
キャンプギアとしては、地味な物干しロープ。
でもあったら便利、一家に一本必要です。
なるべくコンパクトになり、そんなに値段も高くない、ファミリーサイズなものを探したいと思います。
ハンギングチェーンタイプ
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ハンギングチェーンとは、ベルトロープにループが複数付いていて、カラビナやS字フックを使用しランタンや小物類を吊るすことが出来るものです。
基本的には、ポールに取り付けて使用します。
キャンプでは整理整頓するために小物を掛けたり、ハンガーで服を掛けて濡れた服を乾かしたり、便利なアイテムです。
NOMADEハンギングチェーン
カラビナ8個と収納袋が付いていて、140㎝~250㎝の長さ調節が可能、値段も1000円程度とおすすめポイントがたくさんある商品です。
物干しとしても使用したい場合、干せる場所や洗濯の量はその時々で違うので、長さが調節出来るのが嬉しいポイントです。
コールマンハンギングチェーン
ネット通販ではハンギングチェーンがたくさん売っていて、どれがよいのか悩みます。
そんな時は、キャンプメーカーのものが丈夫で安心でしょう。
140㎝~170㎝の長さ調節が可能なので物干しとしても十分に使えますし、ベルトロープが分厚く丈夫に出来ています。
洗濯物を干す時には、やっぱり耐久性が気になります。
子供の服でもたくさん干すことになったら、やっぱり重くなるので耐久性のあるものをおすすめします。
洗濯ばさみ付きロープ
洗濯ばさみ付きロープは、伸縮性のあるピンチ(洗濯ばさみ)付きのロープです。
通常ロープの両端にフックが付いていて、ロープをピンと張ることができます。
キャンプ場では風が強く吹くことが多くあるので、ピンチで洗濯物をしっかり止めることが出来れば安心です。
Forall洗濯ロープちょい干し君
長さ2m、ピンチ(洗濯ばさみ)が12個付いていて値段も600円~800円くらいで(価格は、ネットサイトによっても少し違います。)、気軽に購入出来ます。
ポイントは、ピンチとピンチの間に滑り止めクリップが付いているところです。
滑り止めクリップが付いていることで、風が吹いてもロープが少し斜めに張ってあっても洗濯物の片寄りを防ぎます。
MONTAGNAマルチピンチ(ピンチ付きアウトドアロープ)
長さ1.5m、青・緑・赤・黄・オレンジの5色のピンチ(洗濯ばさみ)が10個付で滑り止めクリップも付いています。
前述した「Forall洗濯ロープちょい干し君」は2メートルなので、そんなに必要ないかなという場合にはこちらがよいでしょう。
また収納袋も付いていて使わない場合は、コンパクトに収納出来るので、アウトドアにはぴったりです。
キャンプの汚れ、即効洗濯して干したい!物干し場所も確保
家だと洗濯機ですぐ洗う汚れた服、キャンプ場でも水洗いだけでもいいからやりたい。
全部洗えないなら、子供の服だけでも。
いつも洗濯しているパパやママなら、当然そう思います。
キャンプで洗濯&干す場所は、
- 物干し場は、汚れものの量によって臨機応変に確保する。
- 一番大切なのは、対荷重を考え倒壊しない物干し場を作ること。
- 安価に購入出来る物干しロープは、必須キャンプギアです。
使わないと思っても持参すれば、いざという時役立ちます。