この記事では次のことが紹介されています
・ファミキャンで効率よく明るさをキープ出来るランタンの配置の仕方
・ランタン以外にもキャンプで絶対必要なライト
夜のテントやタープ内を照らすのにはランタンは何個必要なのか結構疑問なんだよね。
たくさんあればそれなりに明るくなるんだろうけど、無駄に明るくても嫌だし
ファミリーキャンプのランタンのベスト配置
上の図は、タープとテントを使用するファミキャンでの配置の一例です。
キャンプではこんな感じでセッティングするキャンパーが多いと思います。
次に説明する①〜⑥のカテゴリーは、それぞれ図の①〜⑥に対応しています。
例えば、「①メインランタンはタープから少し離れた所へ」についての説明は、図の左上の①の場所について書いてあります。
それぞれ番号と図を照らし合わせながら見ていただければと思います。
では、まずはこの図でのランタンのオススメ配置についてお話しします。
①メインランタンはタープから少し離れた所へ
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メインランタンは①の位置、タープから少し離れた場所に配置するのがオススメです。
何故なら、一般的な形状のランタンは上下を照らすより周囲360度を照らすことに長けているため、サイト全体を照らすには遠目の位置に置く方が効果を発揮するからです。
また配置するランタンの種類としては、持っているランタンの中で一番光量が高いものをメインランタンとして使いましょう。
メインランタンは照らす範囲が広いので、値段が少し張っても光量の高い明るいものが用意できるとベストです。
使い方としては、光量が高く明るいため、キャンプサイト全体を照らすために高い位置に吊るして使用するのがオススメです。
また、タープから少し離して配置するのには他にも理由があります。
夏など虫の多い時期は集蛾灯となるため、食事をするテーブルに虫があまり寄ってこなくなります。
そして、ランタンのタイプによっては光量が高い分ランタン自体が熱くなるものもあるので、子供の火傷を防ぐこともできます。
・高い位置に吊るして、広い範囲に光が届く位置に置く
②サブランタンはメインランタンの逆サイドに
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サブランタンは、メインランタンの逆サイドになるちょうど対角線に遠いタープの下、②の位置に配置しましょう。
サブランタンの役割としては、メインランタンで影になってしまう場所を明るくすることが目的です。
メインランタンの逆サイドである②の位置は、ちょうどメインランタンの影になって暗くなりやすい場所であり、ちょうどこの辺りにはテーブルがあるので、人が座る位置を中心に影を作らないように意識して配置しましょう。
・サブランタンがあるとサイトが華やかになる
③キッチンが暗いと何かとメンドクサイ
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テーブルが明るくても、キッチンが暗いと何かと不便なことが出てきます。
例えば、
- 肉の焼け具合がわからない
- クーラーボックスから飲み物を取るときに明るいところまで持っていかないと何の飲み物かわからない
- ソーダ割りなどお酒を作る時も分量がわかりづらい
など、ちょっとしたことの様に思えますが、実際はメンドくさくなりませんか?
そんな不便を解消するためにも、キッチンを照らすランタンは必要です。
火元が見えやすいようランタンを吊して使用すれば、上からの明かりにより手元が暗くならずキッチン作業が捗りますよ。
・キッチン周りのランタンはちょっとした光量のランタンで十分
④テーブルは雰囲気が大事
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食事の際、手元が見えにくいと食事の楽しみが減ってしまいます。
そのためテーブルランタンは必要になってきますが、その際テーブルランタンの色味はメイン・サブランタンより暗めのウォームカラーを選ぶのがオススメです。
テーブルに置くため、明るすぎると眩しくて人によっては食事がゆっくり楽しめないことも。
また、ウォームカラーにすることで温かみのある幻想的な雰囲気が出るので、料理が映えて他のキャンパーと差がつくこと間違いなしです。
ただし、テーブルランタンは子供が倒してしまう可能性が非常に高くなります。
まだ子供が小さくテーブルランタンを倒してしまう可能性が高い場合は、タープに吊るす事をお勧めします。
タープに吊るす場合、タープにランタンをひっかける口が付いていればよいですが、無い場合は、デイジーチェーンなどでタープにランタンを引っ掛けられるように工夫すると良いでしょう。
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・小さな子供がいる場合はタープにデイジーチェーンを付けてランタンを吊るすと良い
⑤テントが暗いと寝るのに手間取る
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寝るだけだから暗くてもいい、というのは間違い!テント内のランタンは必須です。
テントの中にランタンがないと、寝床の様子や出入り口のファスナーがどこにあるかわかりづらいという欠点があります。
そのため、子供たちと夜トイレへ行く時など不便性を感じると思います。
そんな問題を解決してくれるのがテント用ランタンですが、寝床用に温かみのあるライトが多く、眩しすぎないのが特徴なため良質な睡眠が期待できますよ。
ただし、テント内は火器厳禁!
絶対に充電式もしくは乾電池式のランタンにしましょう。
・テントの中のランタンは絶対に電池式か充電式
⑥焚き火の明るさは、焚き火台の上には届きづらい
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焚き火を使用するキャンパーさんには、焚き火台にもランタンを吊して配置することをオススメします。
焚き火で十分明るいじゃない!と思われがちですが、焚き火自体は明るいのですが、焚き火を利用して調理する場合は不便になります。
例えば、ダッチオーブンなどを使用すると下からの火の光が届かず暗くなってしまい、ちゃんと火が通っているか見えづらくなってしまいます。
そのため、上からの光を確保する目的でランタンを使用しましょう。
焚き火調理がグンと便利になりますよ。
・意外と焚き火料理は火が通ってない事が多い
ランタンは最低でも3つは欲しい。3つのランタンの配置。
ファミキャンをする際、最低でも3つのランタンが必要になってきます。
でも荷物的にランタンをたくさん持っていくのは大変という方も多いでしょう。
次は少ないランタンでも上手にライトアップできるランタンの配置についてお話しします。
先ほどと同様、図の①〜③は下記の①〜③のカテゴリーに対応しています。
①メインランタンの位置は数に関係なく固定
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光量の高いメインランタンの位置は先ほどと同様、①の位置で固定がマスト!
キャンプサイト全体を照らせるよう、タープから少し離れた高めの場所に設置するのが基本です。
これは持っていくランタンの数に関係なく固定しましょう。
先ほどもお話しした様に集蛾灯の役割も兼ねているので、なるべくキッチン、テーブル周りに光量の高いランタンを置くのは避けましょう。
・手持ちの中で最も光量が高いランタンをメインに置く
②サブランタンは、ややキッチン寄りにするとベター
サブランタンは、やはりメインランタンの影をなくす様な位置へ配置を。
そしてキッチン周りやテーブルに近い場所へ置くのがベストです。
ただし、今回はギアごとにランタンがあるわけではないので、手元が見えやすい様ややキッチン寄りに配置するのがオススメ。
ただ、テーブル周りが暗いと子供たちも手元が暗く食事がしづらくなったり、物を落としてしまったりと事故にも繋がりやすいので、テーブルも照らせる様吊すタイプのランタンを使うと良いですよ。
・ややキッチン寄りに配置するとキッチンでの作業がしやすい
③テントの中はやっぱり外せない
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そしてランタンの数が少なくても、やっぱりテントの中は必須。
テント内が真っ暗だと、夜テントから出るときにファスナーの位置がわからなかったり、見えなくてテント内のものを踏んでしまったりするリスクがあります。
子供連れのキャンプだと子供も怖がってしまったり、夜トイレへ行く時などに不便を感じます。
不便さの解消と子供のために、温かみのあるライトを1つ、テント内で使用する様にしましょう。
④ランタンの数が少なければ、無かったら致命的かどうかで場所を考える
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図に載っている様に、最低3つのランタンがあれば夜のキャンプには対応できます。
でもこの通りに配置しなくてはいけないという決まりはありません。
キャンパーさんによって、キャンプのどこに重きを置くのかは違いますもんね。
配置に困った時は、この場所にランタンがなかったら料理ができない=致命的になる、など逆算して配置場所を考えると良い配置ができると思いますよ。
ランタン以外にもあるとよいライト
次は常に点けていなくても、ちょっとしたときにあると便利なライトについてお話しします。
①ヘッドライト
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料理や洗い物をする時は両手が塞がりますよね。
特に洗い物の時は手も濡れているので、手元を照らす明かりが頭についていると便利です。
また、子供を連れてトレイへ行く時などヘッドライトを付けていれば、両手が空くので子供のトイレの介助をするのも楽チンです。
②手持ちライト
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ちょっとした探し物や一人でトイレへ行く際など、わざわざランタンを持ち運ぶのは面倒。
そんな時気軽に持ち運べる手持ちライトが一つあると便利です。
ランタンほど大きくないので、子供でも軽々持ち運びができると思います。
③子供向けにスマイルランタン
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持ち運び便利でしかも可愛いデザインのスマイルランタン。
乾電池タイプ、LED仕様で優しい黄色い明かりを灯してくれます。
小さいながらも機能性抜群で、置いて使用するだけでなく吊しても使用できる2WAY仕様。
プチプラでデザインも豊富なため、子供の好みに合わせて購入できますよ。
懐中電灯を持つよりも、子供たちの気分が上がること間違いなしです。
ランタンの配置で幻想的な空間を
ランタンは持っている数が多いほど照らす場所が増え、サイト内は明るくなります。
ただ、ランタンもランタンを吊すギアも高価なものが多いですよね。
ランタンは少ない数でも配置を考慮すれば十分な光量が得られますし、儚げな光は幻想的な空間を生み出してくれます。
効率の良いランタンの配置を理解しつつ、ランタンの光で自分好みの雰囲気を作り出せると良いですね。