雪かきは慣れていない人だとタイミングややり方などが分からなくて困惑することが多いです。
今回は雪かきをする上での良いタイミングや時間帯、効率の良い雪かきの仕方、注意点などを紹介していきます。
雪かきのタイミングはいつ?
雪かきをするタイミングとしては、雪が降り終わってから雪かきをするのが多いようです。
豪雪地帯の所は10cmも降り積もったら雪かきをするようです。
基本的には複数回に分けて踏み固められる前にすると良いです。
積雪予報が出たら準備を
積雪予報が出たら、雪かきをする準備をしておきます。
雪かき中は手足が冷えやすいので防水手袋と軍手、雪が入らないほどの長靴、濡れても良い服やレインコーートなどを準備してきましょう。
東京などの都会では5cm
東京などの雪に慣れていない土地や都会の方では雪対策がしていることも少ないので、5cmほど積もったら雪かきをするのが得策です。
また、天気の様子をみて降り終わりそうなのであれば、降り終わるのを待つのもいいでしょう。
豪雪地帯では10cm
豪雪地帯では降り終わるのを待っていると玄関が開かなくなるほど積もる可能性もあるので、大体10cmほど積もれば降っていても雪かきをすることが多いです。
降り終わるのを待っていると先に積もっていた雪が固まって雪かきしづらくなるので、10cmを目安にしているという理由もあります。
基本的には5cm積もれば雪かきを
大体目安として5cmぐらい積もれば雪かきをするという気持ちでいるといいでしょう。
それ以上になると、降り積もった雪も固まりやすくなってしまい、雪かきが大変になってしまいます。
一日3~4回に分けて
一度に多くしようとは思わずに、1日で3~4回にわけて雪かきをすることで柔らかい雪の割合が多くなり、雪かきがしやすくなります。
また、こまめに休憩をとることによって体力が温存できたり、長い時間雪を触らないので凍傷を防ぐことが出来ます。
踏み固められる前に
積もった雪が踏み固められる前に雪かきをするように意識しましょう。
踏み固められた雪は固く滑りやすいので転倒などで怪我をする可能性がでてきます。
できるだけ外の様子をみてこまめに雪かきをすると踏み固められる前の柔らかい雪を雪かきするようにします。
踏み固められた雪は固くて雪かきが大変!
踏み固められた雪は転倒する可能性が出てくるだけではなく、固まってしまうので雪かきするのが困難になってしまいます。
雪かき用のシャベルなどであれば力まかせで雪かきすることも可能ですが、雪かきグッズがなくてちりとり等の代用品では雪かきができなくなることもあります。
雪かきするのに良い時間は?
雪かきをするのに良い時間として予報があった日の早朝やお風呂の前が良い時間帯になります。
逆に夜の9時以降や朝の5時以前はやらないようにしましょう。
早朝に
雪が降るタイミングにもよりますが、早朝は雪が積もってても踏み固められていない柔らかい状態の雪が多いです。
時間がたつと溶けたり、他の人も活動することによって踏み固められる可能性があるので、早朝に起きて積もっている場合はできるだけ雪かきをするようにしましょう。
お風呂の前に
雪かきは重労働なので、している間は体が熱く汗が出てくる人もいます。
しかし雪が積もるくらい寒いのでそのまま放置しておくと風邪をひく場合があります。
風邪をひかないようにするためにもお風呂の前に雪かきをして終わったらすぐにお風呂に入って温まっているという人も多いようです。
夜の9時以降、朝の5時以前にはやらない
雪かきをする際ガリガリと意外に大きな音が響きます。
国道沿い等のにぎやかな所だと問題ないこともあります。
しかし住宅街で夜中は静かな地域だと騒音トラブルに発展することもあります。
無用なトラブルを行いためにもできるだけ夜9時から朝5時くらいまでは雪かきを自粛するようにしましょう。
優先的に雪かきする場所は?
優先的に雪かきをする場所として頻繁に通る場所が挙げられます。
玄関前や日陰だけど毎日通る場所、また雪があったら困る場所などがありますが、最初に玄関を雪かきする人が大多数です。
玄関前
玄関前が使えなくなってしまうと、自由に外へ出られなくなってしまいます。
また、玄関前は出入りの多い場所ですので、滑って転倒してしまう可能性を低くするためにもしっかり雪かきをしておきましょう。
日陰の毎日通る場所
日陰で毎日通る場所も優先的に雪かきをしておきましょう。
屋根がついている駐車場などがあげられます。
日陰になっているので日中も雪は溶けづらく残ってしまいがちの場所になります。
日向の毎日通る場所
日向にあたる所でも毎日通る場所なのであれば雪かきをしておきます。
日向にあたるので日陰よりかは雪の解ける速度は早いですが、中途半端に残ってしまうと夕方から夜にかけてカチカチに凍ってしまう場合もあります。
基本的に外出する時の通り道は雪かきするよう心がけると良いです。
雪があったら困る場所
次に雪があったら困る場所があります。
例えば家の前の道や家の近くの側溝などになります。
側溝がある場合、側溝の水を使って雪を溶かす人も多くいます。
自分より下の土地にある家にも水が回るように雪が積もってせき止めてしまっていたという事でトラブルになった人もいるようです。
雪かきにベストな服装は?
雪かきにベストな服装として、レインコートや濡れても良い服、雪が入ってこない長靴や防水のゴム手袋、軍手になります。
基本的に雪を直接体で触ることがないようにすることです。
雪に長時間触ってしまうと体温を奪われるだけでなく、しもやけや最悪の場合凍傷になることもあるので注意が必要です。
レインコートOR濡れても良い服
1番良いのは濡れても良い服の上にレインコートを着るのが良いです。
レインコートは水をはじきますので、体温低下を予防することができます。
レインコートがない場合は濡れても良い服を重ね着するなどして対策しましょう。
雪が入ってこない長靴
長靴を履くことで雪が靴の中に入らないようにします。
体の末端である手足は冷えやすい箇所になります。
その中に雪が入ってしまうとしもやけや凍傷になってしまうので、できるだけ雪かきをする時は雪が入らない長靴、または防水効果がある靴をはきましょう。
軍手の上に防水のゴム手袋
軍手の上に防水のゴム手袋をはくことによって冷えづらくなります。
ゴム手袋をすることでグリップが効きシャベルなどの雪かき道具も持ちやすくなります。
ゴム手袋がない場合、ビニール袋をすることもあるようですが、道具が持ちづらくすぐに破けてしまうので、できるだけゴム手袋は用意しておきましょう。
雪かきに必要な道具は?
雪かきに必要な道具として、竹ぼうきやシャベル、ちりとり等になります。
豪雪地帯で積雪量が多い地域はスノーダンプが必要な所もあります。
また、気温の低さであまり感じにくいことが多いですが、汗は出ているので水分補給もすることが大切です。
軽い雪なら竹ぼうき
軽くふわふわとした雪の場合は、竹ぼうきで軽くはくだけでも雪かきができます。
積もりたての踏みかためられていない雪であれば、十分かくことができます。
積雪量が多い場合は表面の柔らかい所だけをサッと取ることもできます。
凍った雪には金属製の平シャベル
凍ってしまった雪は積雪した下の方の雪は固いので、金属製の平シャベルで削り取るように雪かきします。
竹ぼうきよりゴッソリと雪をどけることができるので、雪の量が多い場合でも平シャベルの方が効率が良い場合があります。
よく雪がふる地域ならスノーダンプ
よく雪が降る地域や豪雪地帯ではスノーダンプを使用する所もあります。
プラスチック製のものから金属製の物まであります。
女性でもダンプのように雪を運べることからママさんダンプと呼ばれていることもあるようです。
スノーダンプをスライドさせながら雪を押し運ぶのでたくさんの雪を運ぶことができます。
意外と使えるちりとり
ちりとりもスノーダンプの容量でスライドさせながら雪を押し運ぶことができます。
ただちりとり自体が小さい場合が多いので豪雪地帯などではあまり使えません。
都会や少し雪が積もった場合だとちりとりだけでも簡単に雪かきをすることができます。
水分補給を忘れない
雪が積もっている日は気温が低く、厚着をして雪かきをすることが多いです。
雪かきは重い雪を運ぶので自然と服の中では発汗しています。
夏よりかは知らない間に水分不足になっていることが多いので意識して水分をとるようにしましょう。
なお、融雪剤を使おうと思ってる方もいると思います。
融雪剤については、こちらの記事で詳しく触れていますので、融雪剤を使おうと思っている人はこちらの記事で効果的な融雪剤の使い方をチェックしてください。
雪かきの疲れないコツとは?
雪かきは慣れていない人だと腕の力だけを使ってすぐに疲れてしまいます。
それを防ぐためにも軽い雪の時にやったり、足腰を上手く使って腕だけが疲れないようにします。
また、雪を四角く切り取ると多くの雪を運び出すこともできます。
またシャベルを上から持つことで体全体の筋肉を使うので腕が疲れづらくなります。
踏み固められる前の軽い雪の時にやる
踏み固められた雪は氷のように重く、かくのも大変です。
できるだけ軽い雪の時、積もりたてや踏み固められる前の時に雪かきをするようにしましょう。
軽い雪の時だと竹ぼうきなどの道具も軽い物で済むためあまり疲れずに雪かきをすますことができます。
シャベルは上から持つ
シャベルは手の甲をシャベルの上にくるように持つことで腕の筋肉だけでなく体全体の筋肉やバネを使うので、腕が疲れにくくなります。
腕は雪かきをするときに一番多く使う部位なので、できるだけ疲れさせないようにすることが大切です。
雪を四角く切り取るとたくさん運びやすい
シャベルを使用している場合は、闇雲に雪かきをするのではなく、雪の上にシャベルを刺して切れ目を入れて四角く切り取る事で雪をたくさん運ぶことができます。
一度に奥運べるようになると効率が良いので、疲労が少なくなります。
足腰を使ってやる
腕や上半身だけを使っていると背中や腕がすぐに疲れて痛くなることがあります。
雪を持ち上げる時は足腰にも力をいれてできるだけ体全体を使うことで疲れにくくすることができます。
雪かきで気を付けることは?
雪かきをする際に気をつけることとして、一人ではせず複数人でした高い所の雪かきはなるべくしないようにすることが大切です。
また、自分の敷地意外に雪を無暗に放ってしまうとご近所トラブルに発展するケースもあります。
また、お湯で雪を溶かすというのは逆効果になってしまうのでしないようにしましょう。
高い場所の雪かきはしないOR複数人でやる
高い場所の雪かきは滑って落ちてしまう危険性があるので、できるだけやらないようします。
また1人だと怪我をした場合に助けを呼べないので、できるだけ複数人に雪かきをするようにしましょう。
車道・歩道など自分の敷地意外に雪を出さない
車道や歩道は他の人も使用する場所になります。
自分の敷地の雪を車道や歩道に置いてしまうと交通に支障をきたすことがあるので、できるだけ自分の敷地で雪があっても邪魔にならない所に積み上げておくことが無難です。
ご近所トラブルにならないように
夜中の雪かきで騒音トラブルに発展したり、ご近所さんの敷地内に雪をいてしまったりすることでトラブルになることが多いようです。
あまりにも遅い時間の雪かきは止めたり、敷地内の雪は邪魔にならない場所に置いておくなどしてトラブルにならないように心がけましょう。
お湯で溶かす…はNG!
雪をお湯と溶かしてしまうと、溶けてしまった雪やお湯が冷えてツルツルの氷になってしまいます。
より危険な状態になってしまうので、お湯を使用しての雪かきは絶対にやってはいけません。
まとめ
頻繁に雪がよく降る地域などは雪かきの仕方や道具などもある程度揃っていますが、都会やあまり雪が積もらない地域だと戸惑ってしまうことも多いです。
できるだけ雪かきはこまめにすることで軽い雪だけの処理だけで済みますし、専用の道具がなくてもちりとりやゴム手袋で代用することもできます。
また、軽い雪のうちにと思って夜中に雪かきをしてしまうとご近所トラブルに発展することもあるので注意しましょう。
また雪かきにお湯を使うのはツルツルの氷を作ってしまうことと一緒でより危険度が増すので、面倒くさくてもお湯は使わないようにしましょう。