さすが本場アメリカのキャンプのBBQ!日本とはここが違う

キャンプといえば、アメリカが本場、中でもBBQについてはアメリカが本場です。

みなさんはアメリカ式のキャンプやBBQをしたことがありますか?

 

アメリカ式のキャンプは、実は日本よりもかなりあっさりしてます。

日本では結構テントサイトをデコレーションしたり、色々とギアを揃えたりとしますが、

アメリカはテント!タープ!以上!みたいな感じです。

トレーラーハウスが主だったりもしますしね。

 

ただ、BBQについては、やはりアメリカは本格です。

 

今回は、アメリカ在住20年の私が、日本とアメリカのキャンプにおけるBBQの違いについて説明します!

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本場アメリカのBBQはここが違う

アメリカはBBQが日常にあふれています。

庭付きの一戸建てに住んでいるアメリカ人たちは、ほとんどの週末にBBQを食べるともよく聞きます。

アメリカでお世話になっている方の別荘のグリル

独立記念日に集まるときや、家族やお友達と集まり、子供たちのお誕生日パーティーなど

アメリカでは、手軽でみんなが大好きなBBQを食べることが本当に多いです。

 

日本では、河原やキャンプ場で鉄板やグリルにお肉や、お魚、野菜などを乗せて焼き、焼きそばを作ったりすることが多いですよね?

アメリカのBBQは、全然違います。

BBQをする前日からお肉を特製のタレに漬け込み、それぞれのご家庭のやり方で真剣な仕込みがあります。

BBQ?It’s グリル!

日本の様に鉄板やグリルで焼く場合は、アメリカでは『グリルする』といいますが、鉄板やグリルで焼く場合には『BBQする』とはあまり言いません。

イメージ的に『BBQする』という時は、竹や銀製のスティックに具材を刺して焼くスタイルが圧倒的に多いです。

もしくは、骨付きでスティックにさせない様なもの(ラムチョップ、ポークチョップ、スペアリブなど)をイメージしていることが多いです。

また、日本と大きく違うのは、アメリカでは、お父さんが非常に張り切ってBBQを仕切ります。

お肉の仕込みやタレに漬け込み、串に刺し、火を起こして焼くのはもちろん、焼いたお肉をみんなに取り分けて。。と、ほとんどの作業をやってくれます。

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焼くもの

アメリカでは、何でもBBQで焼いて食べます。

定番なのは、野菜は、パプリカ、丸ごとコーン、玉ねぎ、アスパラなどです。

お肉は、牛、豚、鶏肉などが多いです。

お魚類だとサーモン、マグロ、メカジキ、あさり、クラムなどです。

BBQ用の竹串や銀の串に刺して、野菜、肉、と交互に刺します。

人にもよりますが、日本人に比べて欧米やヨーロッパ系の人は、お肉とお魚を一緒に食べる習慣がそもそもあまりないです。

ですから、今回は、『お肉で!』とか、『シーフードで!』とかテーマを決めて材料を準備することの方が多いです。

 

それに合わせて、赤ワイン(お肉の時)白ワイン(お魚の時)を大量に準備したりします。

変わり種だとトマトを焼いたり、お餅を焼いたりとか毎回行く人によっても全然違うものが出てくるのでとても面白いです!

BBQコンロ

基本的にアメリカのコンロは、大きめです。

移動させることができるコンロはたくさんの種類があります。ガスバーナー製のものや薪、炭用と色々とあります。

値段も数万円のものから、数十万円の本格的なものまであります。

 

アメリカには、公園などにもBBQコンロが置いてあります。

特に予約もなく、空いていれば、勝手に使っても良い感じです。

 

ですから、キャンプサイトにもBBQができる様に、“Fire Pit”(ファイアーピット)と呼ばれる、石やコンクリート製のコンロが常備されています。

アメリカのスーパーで売っている薪は、かなり太いです。

大体直径が15センチくらいあり20〜30センチくらいの大きさで重いです。

ですから、そのまま燃やすのは結構難しいです。

それで、炭を買った方が早くに火が安定するので、炭を使ってBBQ料理をすることも多いです。

 

料理の時は、炭を使って、夕食を食べ終わった後に、キャンプファイアーとして火を眺めたり、また、スモアを作る時には、薪を使って火を起こします。

 

キャンプに行く人は、好みで薪か炭(チャコール)をスーパーなどで買います。

キャンプ場に落ちている乾燥した木の皮や小枝を拾ってそのまま燃やす人もいます。

 

必要最低限の薪や炭をスーパーで買って、足りなくなったらその辺に落ちているものを燃やす感じです。

細かいことをあまり気にしないお国柄なのか、アメリカではかなりワイルドな感じでキャンプをします。

薪が足りなくなったので落ちてた木を入れてます

私が出会った本場アメリカの絶品BBQ料理

各ご家庭やキャンプに一緒に行った際に、様々なBBQ料理をご馳走になりました。

その中で、一番美味しかった4つをご紹介します!

特別なスパイスのスペアリブ

骨付きのお肉の中で一番美味しくて忘れられないのは、スパイシースペアリブのハニー味です。辛いのに甘くて絶品でした。

 

基本的な調味料は、塩、コショウ、蜂蜜、パプリカ、ブラウンシュガー、鷹の爪です。

これに前の晩から漬け込み、焼いてもらったのですが、何個食べても次が食べたくなる味です。

 

基本的には、アメリカのBBQは、串に刺さっているものを指しますが、スペアリブはアメリカ人でもBBQという認識の様です。

伝統的なチキンのBBQ

次に美味しかったのは、日本の焼き鳥を3倍以上大きくした様な串差しのBBQです。

鉄製の串に野菜、鶏肉をランダムに刺すだけです。

 

非常に簡単なのに美味しいです。事前に塩コショウをして下味をつけたものを焼きます。

焼く時にオリーブオイルをまんべんなく振りかけながら焼いていく様です。

 

炭焼きの”てり”、香ばしさ、そして中は非常にジューシーです。

手軽に誰でもできるレシピなので、様々なところでご馳走になった記憶があります。

季節の野菜を適当にぶつ切りにして刺すだけなのに、野菜まで自然に甘くなります。

 

日本でのBBQは、焼きながら食べるスタイルが多いですが、アメリカではお父さんが焼いてくれるのを待って、焼き終わったらみんなで食べます。

串ごと食べたり、家族で取り分けたりして食べますが、本当に美味しいです!

チュミチュリソース

次は、肉料理の付け合わせというポジションですが、アルゼンチン発祥のチュミチュリソースをつけたパンです。

 

あまりにも美味しくて、お肉が焼けるのを待っている間に完食しそうになります。

基本は、バージンオリーブオイルにニンニク、パセリ、鷹の爪を細かく刻んだものに塩コショウをしているだけですが、びっくりするくらい美味しいです。

 

作ってから2日くらい寝かせた方が、ニンニクなどにオイルが染み込んでいて美味しいです。

軽くトーストしたバゲットに乗せて食べることが多いですが、どんなパンにも合うと思います。

BBQのお肉やお魚、野菜につけても美味です!

スモア

アメリカのBBQ料理のデザートの定番は、なんと言ってもスモアです。

マシュマロを串に刺して火で炙って、トロトロしてきたら、クラッカーとチョコレートで挟んで食べます。

子供達は、これにチョコレートソースをかけてより甘くして食べます。

BBQ料理を食べた後でも、いつも沢山スモアを食べてしまいます。

アメリカのBBQ料理を堪能すると、本場のキャンプの雰囲気も楽しめます。

今回ご紹介したものは、全て日本でも手軽に買える調味料で作れます。

焼きそばや日本風の鉄板焼きも美味しいですが、たまには、本場スタイルの

BBQ料理を堪能してみたらどうでしょうか?

子供達もきっと大喜びですね!

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