キャンプ場にドライヤーは無い前提で準備を。ポータブル電源でもキツイ

ホテルの施設アメニティ情報に、「ドライヤー完備」と目にしますが、キャンプ場の施設情報ではあまり目にしません。

「ドライヤーありますか?」とキャンプ場に問い合わせるのも少し気が引けます。

ここではキャンプ場にドライヤーってある?と疑問のキャンパーさんに、キャンプ場のドライヤー事情を紹介します。

  • 高規格キャンプ場の場合ドライヤーは完備されている所もあるが、通常キャンプ場にはドライヤーは完備されていないと考えるのが正解。
  • ポータブル電源でドライヤーを使用するなら、高価格のポータブル電源が必要。
  • ドライヤーにこだわらず、ドライシャンプーを使用して髪をさっぱりさせる方法もアリ。

 

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キャンプ場のドライヤー事情

ファミキャンの場合、施設や設備が整っている高規格キャンプ場を選ぶと便利ですが、キャンプ場によってはドライヤーの有無は異なります。

基本的には、

  • 脱衣所が整っている→ドライヤーがある場合が多い
  • 脱衣所がない→ドライヤーがない場合が多い

と考えるとよいです。

またドライヤーが完備されていても、1つだけの場合が多く、他のお客さんが使用している場合使えないこともあります。

 

お風呂があるキャンプ場のドライヤー事情

施設が整っているキャンプ場でお風呂がある場合、脱衣所も整備されており、ドライヤーが完備されている事が比較的多くあります。

ただキャンプ場のお風呂は時間性の場所も多く、混雑時はバタバタ急いで子供と入浴する場合もあり、ゆっくりドライヤーを使用することは難しいと考えたほうがよいでしょう。

・お風呂あり+脱衣所ありは、ドライヤーが完備されている場合が多い

 

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コインシャワーがあるキャンプ場のドライヤー事情

コインシャワー設備の場合、脱衣所が整備させていることは少なく、ドライヤーがない場合が多いです。

脱衣所がなくても、脱衣スペースがありコンセントが使用出来る所もあります。

ただ他のお客さんも利用することを考えると、コインシャワー室を独占する時間は少なくしたいものです。

・コインシャワー+脱衣所ありは、ドライヤーが完備されている場合が多い
・コインシャワー+脱衣所なしは、ドライヤーがない場合が多い

 

キャンプ場でドライヤーを使う事は考えない方が良い

家で髪を乾かす時、ドライヤーをいつも使用している人からすると、ドライヤーなしは抵抗があるでしょう。

ただホテルと違い電源が確保しづらいキャンプ場では、ドライヤーを使わなくても丁寧にタオルで拭くなど、他の方法を考えたほうがよい事もあります。

ここでは、何故キャンプ場ではドライヤーは使用しないほうがよいか、ドライヤーを使用しない場合、他の方法は?という点を紹介します。

 

コードレスドライヤーでは家族全員は使えない

一番重要なポイントは、「コードレスドライヤーの使用可能時間は、一般的に温風の場合15分程度で、長くても30分程」ということです。

髪を乾かす時間は、男性、こども、女性ショート、ミディアムの場合、5分くらいで、女性ロングヘアの場合、10分くらいかかります。

コードレスドライヤーの場合、風量が少し弱いなどを考慮して時間を考えると、家族全員が髪の毛を乾かすには、コードレスでは時間が足りないことが分かります。

・コードレスドライヤーの使用可能時間15分だと、家族全員の髪の毛を乾かすには時間が足りない。

 

ドライヤーが使えるポータブル電源は少ない

ポータブル電源とは、モバイルバッテリーの大容量版で、USB出力の他にACコンセントも出力出来る機能を備えています。

アウトドア、災害時用の電力源にポータブル電源を常備する家庭は増えていますが、一般的なポータブル電源では使えない家電も多くあることを認識しておかなければなりません。

ドライヤーもその一つです。

ドライヤーが使えるポータブル電源が少ない理由は以下の通りです。

①一般的な家庭用ドライヤーの出力は600W~1200W
②髪を乾かす時間は、男性、こども、女性ショート、ミディアムの場合、5分くらい
女性ロングヘアの場合、10分くらい
③ドライヤーの出力を1200Wで単純計算すると、1200W÷60分×30分(4~5人家族の使用時間の合計)=600Wh
※Wh(ワットアワー)とはポータブル電源の容量のことで、何ワットのものが何時間使えるよという指標
④ポータブル電源の変換ロスを考えると、600Whあるポータブル電源があれば十分ではなく、1200Whくらいのポータブル電源が必要になる。

1200Whの容量があるポータブル電源はありますが、そのほとんどが10万円を超える高価なもので、気軽に購入出来る値段ではありません。

・ドライヤーが使用出来るポータブル電源は、10万円を超える高価なもの。
・一般的な値段のポータブル電源では、ドライヤーの使用は不可。

 

ドライシャンプーという手もある

キャンプの場合、必ず風呂ORシャワーに入れる保証はなく、ファミキャンの場合特に時間に追われ、お風呂行けなかった、ということも。

この場合、髪の毛は毎日洗いたいという人には「ドライシャンプー」を持参することをおすすめします。

ドライシャンプーは、ベタつきや気になるニオイも抑えられるので、髪の毛を洗えない場合でも、さっぱり感が味わえます。

ネット通販では様々なタイプのドライシャンプーが販売されているので、好みの香りや、タイプで1つ購入しておくとよいでしょう。

・キャンプでは、様々なタイプ、香りがあるドライシャンプーを持参すると便利です。

 

キャンプは、「ドライヤーが使えない場合」も考えて準備すべき。

「ドライヤーがなかったから、子供の髪の毛が乾かせなかった。風邪ひかないかな?」

そう思わないように、事前にキャンプ場のドライヤー事情を知っておきましょう。

  • キャンプ場にはドライヤーは完備されていないと考えるのがよいでしょう。
    心配なら、キャンプ場に事前に確認を。
  • キャンプでは少しでも荷物を減らせるように、コードレスドライヤーでも「持って行かない」という選択を。
  • 様々なタイプが販売されている、コンパクトな「ドライシャンプー」を事前にチェック。
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