キャンプのお米、美味しく食べるなら家で研いで行くのがオススメ

由佳さん
この記事では以下のことを紹介しています。
・キャンプにお米を持っていくなら、家で研いで行ったほうが良い理由。
・キャンプで美味しいご飯を炊く方法
・キャンプでのご飯の保存方法
さとこさん
お米を研いでキャンプに持っていくと、なんとなく腐っちゃうんじゃないかって心配になっちゃうのよね
由佳さん
ちゃんとクーラーボックスで冷やしてお米を持っていけば大丈夫。
家で研いで行ったほうが美味しくなる秘密だけでなく、家の炊飯器でも美味しくご飯を炊く秘密を教えるね。

 

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家で研いだお米こそキャンプ場で美味しく炊ける

キャンプ場で美味しくお米を食べるなら、家での準備(家でお米を研いで行く)が大切です。

ここでは、「家で研いだお米をキャンプ場で美味しく炊く」事に注目して、ポイントを紹介します。

吸水が出来ているので芯が残らない

お米は、研いだ時点で吸水が始まっています。

お米を美味しく炊くためには、ある程度お米に水を吸収させる必要があります。

これを吸水と言います。

お米を研ぐ時、最初にお米に触れる水をカルキ臭のしないミネラルウォーターや浄水器の水を使用する事で、より美味しくなると言われています。

家でウォーターサーバーなどを使用している人は特に、家にある美味しい水を使ってお米を研いで行く事をおすすめします。

家で研いだお米は、濡れたままビニール袋や密封容器に入れ、キャンプ場に持参してもOKです。

家でお米を研げば、家からキャンプ場までの移動時間で十分吸水されるので、芯が残らず柔らかい美味しいお米が炊けます。

 

キャンプ場でライスクッカーやメスティン等を使ってお米を炊いた時、芯が残っていた経験がある人も多いのではないでしょうか。

これは、お米が十分に吸水していない事が一番の原因です

(キャンプ場では標高が高く沸点が低いため、お米に芯が残る場合もあり。)

お米を柔らかく美味しく炊くポイントは、お米が十分吸水しているかどうか。
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吸水が出来ているのですぐにお米を炊ける

家でお米を研いでから持参すれば、炊く前の吸水時間は必要ありません。

研いだお米は、濡れた状態で密封容器やビニール袋に入れてキャンプ場に持参しましょう。

お米は、この時から吸水しているので、キャンプ場で米を炊く時に改めて吸水時間を取らなくてもそのまま米を炊く事ができます。

キャンプ場でお米を研いだ場合は、炊く前に30分程度はお米に吸水させる時間が必要です。

キャンプでは、炭火で肉を焼き始めているのに、お米が炊けてないなんてことも。

そんな時、お米の吸水時間は30分も取れない場合も多いです。

家で研いだお米を持参する事で、「お米の吸水時間」も短縮することができます。

家でお米を研いでキャンプ場に持参すれば、吸水時間はなくてもOK。

 

米ぬかをしっかりと家で落とせる

お米を研ぐ時、水が透明に近づくくらいまで研ぐことで、よりお米が美味しくなります。

(あまり米を研ぎすぎると栄養価が下がるなど諸説ありますが、米ぬかをしっかりと落としてあげる事でより美味しくご飯が炊けるそうです。)

キャンプ場でお米を研ぐ場合、「炊事場が混んでいる」、「子供から目を離せない」など色々な理由でゆっくり時間が取れない事が多いです。

家ならしっかりお米研ぎができるので、ファミキャンの場合特に、家でお米を研いで行く事をおすすめします。

お米はきれいな水で研ぎ、水が透明に近づくくらいまで米ぬかを洗い流す事で、より美味しく炊ける。

キャンプ場へのお米の持ち運びはクーラーボックス

家で研いだお米を持ち運ぶ場合、冷蔵保存が必須です。

お米はスーパーやお米屋さんで売っている時は、常温で保存されています。

これは、この時はお米が乾燥しているため、常温でも菌が繁殖しません。

ただお米は研いだ時から浸水し、発酵(菌が増殖する)を始めます。

濡れているお米は常温の場合、数時間かけてキャンプ場まで持ち運べば、菌は増殖し、お米は不味くなってしまいます。

気温によっては、お米が傷んでしまい臭いがする事も。

研いだ後のお米は、クーラーボックスに入れてキャンプ場まで持参するのが良いでしょう。

家で研いだお米は、必ずクーラーボックスに入れてキャンプに持って行く。

 

家で研いだお米のキャンプ場での保存方法と期間

研いだお米は冷蔵で保存する場合、2日くらいは保存ができます。

1泊2日か2泊3日くらいでキャンプをする事が多いと思いますが、その場合はクーラーボックスで冷蔵保存状態を保てば、キャンプ中はおいしくご飯が炊けるということです。

家で研いだお米の保存期間は、クーラーボックスで2日くらいを目安に。

 

お米の美味しい炊き方

上記で紹介した準備をしっかりすれば、キャンプ場でも簡単に美味しくお米を炊く事ができます。

この「お米の美味しい炊き方」は、料理家、土井善晴さんの「洗い米」の考え方に合ったご飯の炊き方です。

より詳しく「洗い米」について知りたい方は、下記URLを参照してください。

料理家、土井善晴さん 洗い米YouTube

 

上記で紹介した方法で、お米炊いてみました!

①お米をよく研ぎ、濡れたままのお米をビニール袋へこの後、冷蔵庫で6時間程保存↓

(キャンプに持参するなら、この時点でクーラーボックスに)

②冷蔵庫から出してメスティンで炊いてみる。お米と同量の水を入れ、すぐ炊く。

※お米は水を含んで体積が増えているので、この時に再度計量カップなどでお米を計り、同量の水を入れるのがよい。

(左画像は、2合の米が水を含んで2合半くらいになった状態)

③ガス火で、沸騰したら弱火にする。

弱火で12分くらいしたら火を止め、その後タオルでくるみ10分くらい蒸らせばできあがり。

家でしっかり準備すれば、ライスクッカーやメスティンでもキャンプ場で美味しくお米が炊ける。

 

意外と知らない最近の炊飯器事情

キャンプ場でお米を炊く時、しっかりとお米に吸水時間を設けなければ、お米に芯が残り不味くなってしまいます。

ただ家の炊飯器ではお米を炊く時は、吸水時間を取らなくても十分に美味しく炊けます。

これは、最近の炊飯器は性能がよく、吸水を元々考慮して作られていて、お米をすぐ炊いても美味しく炊けるように作られているからです。

普通炊きでは、

①お米の吸水→②お米を炊く→③ご飯を蒸らすという工程でご飯が炊かれ、

急速炊飯の場合、

①お米の吸水と、③ご飯を蒸らす工程を省くか時間を短縮して炊飯されています。

 

ちなみに、上記で紹介した方法(6時間ほど吸水させた洗い米)で、炊飯器(急速炊飯ではなく普通炊き)でお米を炊いてみましたが、少し水っぽく柔らかく感じました。

炊飯器を使って普通炊きでお米を炊く時は、吸水時間はあえて設けず、研いだお米をすぐ炊飯してもよさそうです。

性能のよい最近の炊飯器は、普通炊きで炊く場合、吸水時間が考慮されているため、吸水時間はあえて設けなくてもOK。

 

キャンプのお米、家で研いで行けば、時短で美味しく炊ける。

キャンプ場でお米を炊く時、成功したり失敗したりを繰り返す。

キャンプの「お米炊き」は時短で、美味しくお米を炊きたい。

そんな人は特に、家でお米を研いで行く事をおすすめします。

意外と簡単に、美味しいお米が炊けます。

・お米を家で研いで行けば、

「お米が吸水しふっくら美味しく炊ける」&「吸水時間の短縮」で一石二鳥。

・研いだお米は、クーラーボックスに入れキャンプ場に持参&保存し、美味しく炊く。

・料理家、土井善晴さんの「洗い米」の考え方が、キャンプに持って行くお米でも活用できる。

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