母親向けのお受験の面接用の服装を紹介しているサイトは、数多くあれど、父親向けのお受験面接の服装の紹介となると、あまりありません。
お受験スーツって言ったって普段仕事で着ているスーツでいけば間違いないでしょ?って単純に考えていませんか?
お受験専門塾では、実は父親の服装についても事細かに指導しています。単純に考えていて本当に大丈夫ですか?
よ〜く考えるとスーツは何色がいいんだろう?シャツは?ネクタイは?かばんは?とか、新調した方がいいの?とか迷ったりしてませんか?そんな悩みを解決します。
そして、意外に見られている○○についても教えますので、これで受験の服装はバッチリです。
父親の小学校お受験服装の基本はスーツだが・・・
幼稚園にせよ、小学校にせよ、学校側は保護者に何を期待しているか。
それはキチンとした教育を子供にしている保護者かどうかということ。
人は見かけで判断しないとは言うものの、そうは言っても、見られてしまうというのは事実。
子供に対して、キチンとした教育をしているかどうかという判断のポイントは、誠実であるかないかであり、その誠実さを服装で表現するに当たってまずは何と言ってもスーツが基本です。
普段、仕事でスーツを着ないという方でも、お受験の日ばかりはスーツで臨んだ方が無難でしょう。お受験スーツといってもビビる事なかれ、普段のビジネスシーンでも着られるベーシックな形のスーツで大丈夫です。
ただここで一つ困ることがあるかと思います。ベーシックなスーツとはなんぞやということ。
いや、普段会社にスーツ着ていってるからそれぐらい分かってるよ、そう思ったあなた、以下の質問に即答できますか?
- ベーシックなスーツの色って何色?と聞かれてすぐに答えられますか?
- パンツの裾はシングル?ダブル?どっちがベーシック?
- 中にベストを着るスリーピースのタイプと着ないツーピースタイプ、どちらがベーシック?
今ここで答えられないのはいいとして、小学校の面接会場で、あなただけ、違うスーツでしたらどうします?
子供があれだけ頑張ってきたのに、あなたのスーツ一つで・・・なんてことになったら大変ですよね。
父親の小学校お受験用スーツ選びのポイント
ベーシックなスーツとは
先ほど、幼稚園にせよ、小学校にせよ、保護者に求めるのはキチンとした教育を子供にしているかどうかであること、そしてそれは誠実であるかどうかという話をしました。
スーツにおいても、誠実さを表す色というのがあります。それはまさにベーシックなスーツの色と言えます。
ベーシックなスーツの色というのはネイビー(紺)か、グレー。
どちらも出来る限りダークな方が小学校お受験の場のスーツではいいでしょう。
ネイビーというと、ちょっとチャラい感じに思い、小学校受験の面接にそぐわない方もいるかもしれませんが、ここで言ってるネイビーというのは、このくらいの感じですね。
グレーもチャコールグレーというものです。結構黒に近い感じです。
更にいうなれば無地のスーツを選びましょう。
そして、ビジネスシーンでは、スーツにストライプが入っていてもOKなのですが、受験の面接の時のスーツでは控えたほうがよいです。ストライプ幅が広かろうが狭かろうが、無地のものをチョイスした方が無難です。
そして意外と気が回っていないのが、スーツの素材です。
素材に化繊素材(ポリエステルとかナイロンなど)が混ざっていると、色艶が悪くなります。
たまにポリエステルの割合が多いタイプのテッカテカのスーツを着ている人を見かけますが、あれはビジネスシーンにおいてもハマっていません。パーティーとかであれば、全然アリな感じなのですが、小学校の面接には全くハマっていません。
ウール100%のものを選ぶべきです。
また、タイトなものや、着丈が短いものをビジネスシーンで着ている方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、本当はそれもNGです。
今すぐ持っているスーツの素材を確認することをオススメします。
小学校受験のスーツ選びのキーワードは、無難。そして上質さを感じさせるモノということです。
父親のお受験スーツはグレーか?紺か?
お受験スーツのベストの色は紺、それも濃紺が良いでしょう。
ただし、お子さん、奥さんも濃紺の服装をチョイスしていた場合、全員濃紺になり、揃いの制服みたいな感じになってしまいますので、同じ濃紺でもグラデーションを付けるとか、思い切ってグレーにするなど少し変化を加えたほうが良いでしょう。
まぁまとまりのある家族だなって話にもなりますが、お子さんの個性までも消してしまいかねません。せっかくのスーツが逆にマイナスに作用してしまいます。
受験の主役はあくまで、お子さんです。お子さんを引き立たせるためにも、全員同じ色になってしまうのであれば、グレーをチョイスしたほうが良いでしょう。ただし、チャコールグレーなど濃い目のグレーにしましょう。
小学校お受験には父親のシャツにも気をつけて
シャツにも気を回したいところです。
小学校受験では無地の白シャツが基本中の基本です。
襟の広さも最もベーシックなものを選択したほうが良いでしょう。ワイドカラーは止めておいたほうが無難です。
またボタンダウンのシャツをビジネスシーンにおいて着ている人が結構いますが、ボタンダウンは元々カジュアルなものになりますので、これも止めたほうが良いでしょう。
小学校お受験でネクタイは無地が無難ではない!?
スーツ、シャツと、次はネクタイです。
ネクタイもスーツやシャツと同様無地が無難ですが、レジメンタルでもOKではあると思います。ちなみにレジメンタルというのはこういうストライプタイプのものです。
おそらく、皆さん一本はこの手のネクタイを持っているかと思います。
ただ、色には気を付けたほうがいいです。
特にレジメンタルをチョイスした場合には一層色には気をつけるべきです。
レジメンタルは、元々イギリスの軍隊で使われていました。イギリスの軍隊にはいくつもの連隊があり、それぞれの連隊が持っている軍旗には、連隊を区別するために、ストライプの模様が入っていました。これがレジメンタルストライプの発祥です。
先ほど、色に気を付けたほうが良いというのは、あまり知られていませんが、各学校を表すカラーというのがあります。ここで言うカラーというのは校風というカラーではなく、あくまで色としてのカラーです。スポーツのユニフォームの色であったり、箱根駅伝のタスキなんかも各学校色がありますよね?その色のことを言っています。
なかなか受験する学校のカラーと同じネクタイを揃えるのは、難しいですし、ヨイショしすぎなんじゃないかと思うかもしれませんが、ネクタイの色を揃えられるのであれば揃えたほうが良いでしょう。
そして先ほどレジメンタルをチョイスした場合、色には一層気を付けたほうが良いと言いましたが、繰り返しになりますが、レジメンタルは軍隊の連隊、つまりグループであったり、属している学校などを表します。それが、例えばライバル校の色のレジメンタルストライプのネクタイを付けてしまったら・・・。
注意しましょう。
学校のカラーなんてわからないよという方は、無地を選択してメッセージ性を打ち消したたほうが良いでしょう。
お受験で意外と見られている父親の○○とは
お受験専門塾で結構ポイントとしているところがあります。それが意外と見られている○○です。
どこでしょう。どこだと思いますか?
それは足元です。
オシャレは足元からとはよく言いますが、実は受験でも意外と足元を見られています。
足元と言うと、靴のことかと思われるかもしれませんが、面接は大抵室内というか教室とかで行いますので、靴は履いていない場合が多いです。
じゃあスリッパかというと、まぁそれもそこそこありますが、問題はそこではありません。
靴下です。
白の靴下なんか、ビジネスシーンでも完全に論外ですので、履いている人はいないとは思いますが、色ではなく、丈の問題です。
面接は大抵椅子に座って行われます。ここで意外と気が付いていないかもしれませんが、すねが相手に見えている場合があります。
面接中に足を組むなんてことはしないでしょうが、普通に座っていても、意外とすねが見えることがあります。ハッキリ言って残念な感じに見えてしまいます。
よく紳士靴下売り場で売っている靴下は実は概ねすねが見えてしまうタイプがほとんどです。
思い切ってロングタイプの靴下を揃えたほうが良いでしょう。
実はお受験専門塾では、これをかなり注意しています。
まとめ
幼稚園、小学校の受験における父親の服装について紹介してきました。なかなか父親向けとなると紹介しているサイトや雑誌もないため、参考になるものがなかったとは思いますが、今回の記事で、外さない服装がわかったのではないかと思います。
お子さんのためにも、オシャレ感よりも質実剛健なスタイルで受験に臨んでくださいね。
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