電子レンジOKなスキレットは、耐熱陶器製スキレットだけ

調理器具としてだけではなく、テーブルの上でおしゃれに使うお皿としても使いたい「スキレット」ですが、家で使うなら電子レンジOKなものが便利です。

スキレット=鋳鉄製が一般的ですが、ここでは、電子レンジがOKな耐熱陶器製に注目して紹介していきます。

  • 耐熱陶器製スキレットは、特殊耐熱加工されているので電子レンジOK。
  • 鋳鉄製スキレットを電子レンジで使うと、火事になる危険性も。
  • おすすめ耐熱陶器製スキレット3選。
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電子レンジでも使えるスキレットは耐熱陶器製

スキレットは、キャンプでは定番の調理器具ですが、素材によって特徴が違います。

まず下記表で、素材別の特徴を紹介します。

【スキレットの素材別特徴】

直火IH電子レンジ特徴
鋳鉄製△※1×アウトドアだけで使うなら、耐久性の高い鋳鉄製が一番。

ただ「シーズニング」(お手入れ)が面倒。

耐熱陶器製×耐久性や保温性は鋳鉄製より劣るが、手入れ不要&電子レンジ使用可能でお手軽。
ホーロー製△※2×直火で強火で使うと焦げ付きやすいですが、熱伝導率が高く、おしゃれな物も多いので、人気が高い。

※1.IHは、ヒーターと鍋底がぴったりくっついている必要があるので、鍋底がしっかり平らでヒーターと密着していれば使用可能
※2.ほとんどのホーロー製品は直火OKですが、一部アウトドア向けではないものもあり

急激な温度変化に耐えられる

電子レンジは数秒で100℃以上の温度に達し、食品を温めます。

この時、耐熱性の容器でなければ、急激な温度変化に容器が耐えられず、ヒビが入ったり、割れたりします。

耐熱陶器と呼ばれるものは、一般的に低温帯と高温帯で急激な温度変化を与える「熱衝撃試験」を実施してクリアされている物であり、電子レンジでも使用可能となっています。

耐熱陶器とは、急激な温度変化に耐えられる試験をクリアしている。

 

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特殊な耐熱加工が施されている

耐熱陶器には、ペタライトと呼ばれる特殊耐熱原料が使用されていて、加熱によるヒビ割れ、破損を防ぐ役割を果たしています。

一般的に耐熱加工されていない陶磁器やガラス製の器は、急激に加熱すると器自体が少し膨張し(熱膨張)、目に見えないヒビが入ったり、壊れやすくなっています。

耐熱陶器には、この熱膨張による破損の心配はありません。

耐熱陶器製スキレットは、鋳鉄製スキレットに比べ耐久性が低いと言われますが、熱に弱いという訳ではなく、落としたり、雑に扱った時に破損しやすいという理由で耐久性の低さが言われます。

耐熱陶器は、特殊耐熱原料で加工されていて、熱膨張によるヒビ割れや破損の心配がない。

 

耐熱陶器なら電子レンジOK、陶器は電子レンジNG

土を練って高温で焼き上げた陶器ですが、一般的には陶器は電子レンジの使用はNGです。

陶器製品でも色々な製品が販売されており、電子レンジOKな物も多くありますが、微量な水分を含む陶器は、電子レンジの加熱で壊れる事があります。

これは、「マイクロ波という電磁波で食品内の水分を振動させ、その摩擦熱で食品を温める」という電子レンジの加熱の仕方に影響しています。

電子レンジによって陶器に含まれる水分が加熱されると、容器が熱膨張し破損の原因になってしまいます。

陶器でも耐熱加工されていなければ、基本的には電子レンジの使用はNG。

 

耐熱陶器製のスキレットはキャンプで使えるか

 

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耐熱陶器製のスキレットは、基本的に「直火OK」です。

ただ直火といっても、キャンプに持って行く熱源は色々あり、耐熱陶器製スキレットは使えるor使えないに違いがあるので要チェック事項です。

ここでは、キャンプで耐熱陶器製スキレットを使う時の注意点と合わせて、紹介していきます。

バーナーでは、使える物と使えない物がある

バーナーには主にシングルバーナーの「一体型」と「分離型」と、「ツーバーナー」の3種類があります。

一体型は、本体に直接燃料を取り付けて使用するタイプで、分離型は、本体と燃料をホースで繋いで使用するタイプ、ツーバーナーは、コンロのような火口が2つあるタイプです。

【一体型】

 

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【分離型】

【ツーバーナー】

基本的に、スキレットは燃料の位置が近いシングルバーナーでの使用はおすすめしません。

バーナー使用時、蓄熱性の高い耐熱陶器製スキレット(鋳鉄製、ホーロー製も同様)は輻射熱を出しているので、近くに燃料や燃料を繋ぐホースがあるのは非常に危険です。

煮込み料理など、スキレットを長時間火にかけるような時は、特に使用はやめましょう。

またツーバーナーや遮熱板があるバーナーでは、耐熱陶器性スキレットの使用は可能です。

・耐熱陶器製スキレットは、スキレットと燃料の位置が近いシングルバーナーで使用NG。
・ツーバーナーや遮熱版があるシングルバーナーならスキレットが使用OK

 

カセットコンロで使える

ファミキャンで熱源として人気が高いカセットコンロは、耐熱陶器製スキレットの使用が可能です。

ただ注意すべき点が2つあります。(鋳鉄製やホーロー製でも同様の事が言えます。)

まず1つ目は、カセットボンベが高温になり過ぎないように使用する事。

カセットコンロは、ボンベが高温になり過ぎると安全装置が働き、火が消える仕組みになっています。

普通に使う分には安全装置は働きませんが、煮込み料理などで長時間使用する時は、カセットボンベが高温になっていないか確認しましょう。

2つ目は、大きめスキレットを使用する時は、注意が必要という事です。

カセットボンベ上部分までスキレットが被さってしまうと、ボンベが高温になり危険です。

・耐熱陶器製スキレットは、カセットコンロで使用OK。
・注意点は、カセットボンベが高温になり過ぎないようにする事、大きめスキレットがカセットボンベに被さってしまい、ボンベが高温になる事。

 

焚き火で使える

耐熱陶器製スキレットは、基本的に「直火OK」の記載があり、焚き火で使用できます。

ただ、耐熱陶器製スキレットは、焚き火の加熱で割れたり、溶けたりする事はありませんが、正直なところあまりおすすめはできません。

焚き火で使用すると、スキレット表面にススが付き、おしゃれなスキレットが真っ黒になってしまう事も。

ススを落とすのに、ゴシゴシこすれば、鋳鉄製よりも耐久性が劣る耐熱陶器製スキレットは、劣化が激しそうです。

・耐熱陶器製スキレットは、基本は焚き火で使用OK。
・ただスス汚れなど気になる場合は、焚き火での使用を控えた方がよい。

 

鋳鉄製のスキレットは電子レンジで使えない

熱に強く、耐久性もあるのに「鋳鉄製スキレット」は何故電子レンジで使えないのでしょうか。

ここでは、そんな「鋳鉄」が持つ性質を紹介します。

火花が発生し危険

金属(鋳鉄)を入れて電子レンジを使うと、「火花放電」という火花が出ます。

この火花が周囲の燃えやすい物に引火すると、大変危険です。

電子レンジは、電磁波によって食品に含まれる水分を振動させ熱を発生させていますが、金属の場合、加熱されにくい金属表面の電子が活発に動き火花が発生してしまいます。

鋳鉄製スキレットを入れたから必ずしも「火花」が出るとは言えませんが、電子レンジに金属は危険と覚えておきましょう。

鋳鉄製スキレットを電子レンジで使用すると、火花が出て危険。

 

電子レンジが壊れる

金属(鋳鉄)は、電子レンジの中では加熱されにくいですが、金属の表面でエネルギーを貯めた電子が電子レンジの中を動き回り、電磁波を反射します。

反射された電磁波は、電子レンジ内部の電磁波発生装置にぶつかると、故障の原因になってしまいます。

鋳鉄製スキレットを電子レンジで使用すると、電子レンジの電磁波発生装置を壊してしまう可能性がある。

 

温まらない

金属の容器は、電子レンジが発する電磁波を反射する「反射波」を多く発生させ、温まりづらいことがあります。

ただ電子レンジは、食品内部の水分を温める事で食品が温かくなる仕組みなので、スキレットの中に食品があれば少しは温まりますが、理論上は金属容器では温まりづらいという事になります。

金属を電子レンジで温めると、反射波が発生し温まりづらい。

 

オーブンOKは電子レンジのオーブンOKという意味ではない

スキレットや調理道具を購入する時、「オーブンOK」の記載がありますが、これは電子レンジOKという意味ではないので、注意が必要です。

この場合のオーブンは、ガス火やヒーターを熱源として使用している種類の物を言うので、電子レンジのような電磁波を発する種類の機械には使用NGです。

スキレットを購入する時、オーブンOKは、ガス火やヒーターが熱源のもの。

 

電子レンジで使える耐熱陶器製スキレット

耐熱陶器製スキレットは、家でもアウトドアでも使えるスキレットとして、今後色々なメーカーから販売されるのではないでしょうか。

ただ現時点では、耐熱陶器製スキレットはあまり多くの種類が販売されていませんが、その中から厳選して、おすすめ耐熱陶器製スキレットを紹介していきます。

※以下で紹介する製品の価格は、ネットサイトや在庫状況によっても変動します。

ポトペリー 陶器製スキレットEld(エルド)

【価格】2200円(S)、4400円(M)
【サイズ】長さ24.5㎝×幅14㎝×高さ6.4㎝(S)、長さ30㎝×幅17㎝×高さ6.8㎝(M)

S~LLまでのサイズが販売されており、選べるサイズが豊富です。

柄が長いので、直火でも持ち手が熱くなり過ぎず、直火が多いキャンプでも火傷などの心配

も減ります。

ただLサイズ以上を選ぶと、電子レンジに入りきらなくなる事も考えられるので、電子レンジの使用を考えている場合は、サイズSかMをおすすめします。

 

サイズもS~LLまで展開されているので、家族人数に合わせたサイズで購入すれば、大きめステーキなどを焼く肉料理にぴったり。

柄も長いので、焚き火でステーキを焼けば盛り上がるのではないでしょうか。

・柄が長いポトペリー陶器製スキレットEldは、キャンプでも使いやすい。
・家で使いたい場合は、Sサイズ、Mサイズが電子レンジにも入りやすくおすすめ。

 

K-ai(ケーアイ) GRILLER 蓋付きスキレット

【価格】1980円
【サイズ】長さ20.8㎝×幅14.2㎝×高さ6.5cm

蓋付きスキレットは、蒸し料理や油はねが気になるアヒージョなどでも使え、普段使いでも、蓋をすれば電子レンジで温めた料理が冷めないよう保温され、便利です。

GRILLERは、蓋を取ればスタッキング(食器を重ねて収納)できるので、複数持ちしてもコンパクトに収納可能です。

 

朝食で目玉焼きを作りたい時に、蓋がない!なんて事がよくあります。

蓋付きスキレットを存分に使うなら、夕食にアヒージョ、朝食に目玉焼きを作ればキャンプ

でも大活躍するはず。

蓋付きスキレットのGRILLERは、食卓でもキャンプでも大活躍。

アクタス 片手耐熱パン

【価格】1540円(S)、2200円(L)
【サイズ】長さ20.3cm×幅15.2cm×高さ4.5cm(S)、長さ26.5cm×幅19.8cm×高さ5.5cm(L)

おしゃれな家具が揃う「アクタス」の片手耐熱パンは、ブラックのシンプルなスキレットですが、柔らかい感じがテーブルに置いても目を引きます。

ナチュラルテイストでリビングスペースをまとめたい人には、食卓でもワンポイントに映えるスキレットではないでしょうか。

 

他のスキレットに比べ少し高さが低いので、ふわっとパンケーキをスキレットからはみ出すくらいに焼いて、バターをのせればSNS映えしそうです。

おしゃれ家具が揃うアクタスの片手耐熱パンは、SNS映えさせるにはぴったりのスキレット。

 

直火でも電子レンジでも使いたいなら、耐熱陶器製スキレットがおすすめ。

スキレットを選ぶ場合、「鋳鉄製」、「耐熱陶器製」、「ホーロー製」から選べます。

それぞれの素材にはメリット、デメリットがあり、自分のライフスタイル、キャンプスタイルに合ったスキレットが選べれば、使用頻度も上がります。

ここでは、そんなスキレットの中でも、電子レンジで温め可能な「耐熱陶器製スキレット」について細かく紹介しました。

・電子レンジOKなのは、耐熱陶器製スキレットだけ。

・直火OKな耐熱陶器製スキレットは、シングルバーナーの使用はおすすめしません。

・おすすめ耐熱陶器製スキレット&おすすめキャンプ飯を紹介。

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