テントの数え方の正解は1張り、2張り。単位の語源は張の漢字にアリ

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テントの数え方は1張り、2張り。1基、1梁や1台は誤りです。

テントは、「1張り(ひとはり)、2張り(ふたはり)」と数えます。

長年キャンプをしていても、改めて数え方を聞かれると、戸惑う人も多いのではないでしょうか。

「張り」の単位を使う物は、テントの他にも提灯、蚊帳、カサなどがあります。

布と骨組みで構成され、解体して持ち運び可能な物が1張り、2張りと数えられるようです。

テントは、ポール&シートで構成されていて、持ち運びも可能なので、納得です。

・布+骨組みで構成され、持ち運び可能な物は、1張り、2張りで数えられる。

キャンプ場でいうテント1張の定義

テント1張りとは、テントの天幕1つ分のことを言います。

「1張り」とは、天幕を1張りすると言う意味も込められているので、1幕=1張りと考えられます。

つまり、1幕であれば、サイズ、大きさは関係ないと言う事です。

この考え方で言うと、

  • 大きくて場所を取る2ルームテントでも、1張り。
  • スクリーンタープをドームテントに繋げ2ルームテントのように設営したものは、2張り。
  • テントとタープの境目を出来るだけなくすように、テントとタープを連結して張った「小川張り」と呼ばれる張り方でも、2張り。

となります。

つまり、別々の物(テントとタープ)を繋げて1まとめにしていても、元々が2つのものは、2張りということになります。

 

※小川張りとは?

ヘキサゴン系タープの片方のポールを延長させ、タープの中にテントを設営する方法で、空間を有効活用出来るため、キャンパーに人気の張り方です。

 

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ただ、1張りの定義はキャンプ場によって様々です。

キャンプ場の予約サイトで「サイトにつきテント1張りまで」といった表記がある事も。

厳密に言うとテントとタープで2張りの場合でも、1張り分の料金でOKのキャンプ場もあります。

不安があれば、自分が持参するテントやタープが何張りになるか、事前にキャンプ場に確認するほうがよいでしょう。

・サイズや大きさに関係なく、テント1張りは、天幕1つ分と考える。
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タープの数え方も1張、2張

上記にある通り、「1幕=1張り」という考え方から、タープも「1張り、2張り」と数えます。

タープの種類には、ポール2本で設営出来るヘキサタープ、床のないテント型のスクリーンタープなど形、大きさなど様々なものがあります。

形や大きさ、ポールの数が違っていても、タープ1幕なので、1張りと言う事になります。

・ヘキサタープとスクリーンタープでは大きさも、ポールの数も違うが、両方とも1張り、2張りで数える。

 

テントの単位が「張り」である由来、理由

「張」という漢字は、「弓」と「長」で成り立っています。

2つの漢字が組み合わさり、長い弓の弦を伸ばす、弓の弦を長くするという意味の「張る」が構成されているのです。

また「張る」とは、伸びたり広げたりする、設ける、設置すること。

という意味を持っているため、テントを数える単位として「1張り、2張り」が用いられるようになりました。

・張るという漢字の意味は、伸びたり広げたり、設置することを意味している。
このことから、テントで1張りの単位が用いられている。

 

キャンパーでも知らない人が多い、テントの数え方

キャンプを始めようと考えた時に、テントの単位など豆知識的な事は、なかなか調べません。

ただ知っていれば便利ですし、キャンプの知識としていつか役に立つこともあるでしょう。

テントの数え方、豆知識は下記ポイントをチェック!

  • テント、タープの数え方は、「1張り(ひとはり)、2張り(ふたはり)」。
  • 「1幕=1張り」と考えれば、分かりやすい。
  • 「1張り」の定義はキャンプ場毎に様々、気になる場合はキャンプ場に確認すること。
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