リレー最終走者をアンカーと呼ぶ由来は綱引きの最後尾の体の大きい人

運動会での花形種目であるリレーの最終走者をアンカーと呼ぶのは、同じく運動会でおなじみの綱引きに由来します。

綱引きでは一番後ろに体の大きな人を据える事が定石にされていますが、この最後尾の人の事を船の錨に例えてアンカーと呼び、その流れでリレーの最後の人をアンカーと呼ぶようになりました。

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リレーのアンカーの由来は綱引き

リレーで最終競技者の意味である「アンカー」という言葉は、古代オリンピックの種目であった綱引きから由来しています。

綱引きで勝負を有効にするためにも当然、最後尾に体重の重い人を配置するので「綱を地面につなぎ止める重石」という表現を「船のいかり」に例え、「いかり:英訳でanchor」アンカーと呼ばれるようになりました。

綱引きの最後尾が「アンカー」と呼ばれるようになり、やがてリレー種目の最終競技者にも適用されたことから「アンカー」が由来となっています。

 

ちなみに綱引きと言えば、運動会の定番種目ですが、実は20世紀初めではオリンピックの正式種目でした。

しかし、国際オリンピック委員会が大会の肥大化を防ぐために、種目仕分けをすることになりました。

「綱引き」もその対象となったことで、1920年の大会を最後に、姿を消してしまいました。

 

アンカーの語源は「ank」・「ang」から

「アンカー:anchor」の語源は、「曲がっている」を意味する「ank」または「ang」から来ており、船のいかりがフック状に曲がっていることから由来とされています。

ちなみに「アンカー:anchor」ほかに「錨」のほかに「支え」「よりどころ」の意味も持ち、そのイメージから、綱引きでアンカーと例えるにも最適な表現だったのでしょう。

現在では、リレーでのアンカーは最も優れている人が適任とされているため、そういった意味では、アンカーはチームにとって、なくてはならない重要なポジションだと言えますね。

 

ちなみに、別分野になりますが、ニュースキャスターも、「最終的に報道をまとめる人物」という意味で、一部の間ではアンカーと呼ばれています。

 

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綱引きだけじゃない。意外なオリンピック競技3選。

綱引きが1920年までオリンピック競技だったと紹介しましたが、1900年に開催された第2回パリ・オリンピックは珍しい競技の宝庫で、1回きりで終わった競技を3つ紹介していきます。

たこあげ

今や正月の遊びの一つで、家族遊びのイメージですが、当時では立派な種目の一つでした。

どういう目的でこの種目を取り入れたのか、ルール、参加国、代表選手の選出など何もかも謎であり、もちろん優勝記録ですら残っていません。

地味な競技のため盛り上がりに欠けたのか、凧あげはこの大会以降、一度も話題や候補に上らなかったため、最初で最後の競技となってしまいました。

 

気球

気球もパリ・オリンピックだけの幻の競技でした。

審査基準は、飛行距離や飛行時間・既定の位置での着陸時の正確さなどでした。

審査ポイントはしっかりとしていましたが、気球は機械の操作での競技であり、オリンピック委員会で機械での競技を禁止としたため、この大会で幕を閉じてしまいました。

 

鳩の撃ち落とし

言葉通りの競技で、空に放った鳩を決められた時間内に撃ち落とし、撃ち落とした鳩の多さで勝敗を決めるものでした。

優勝者は21羽も鳩を命中させたようですが、あまりの残酷さ故、1回きりで廃止となりました。

日本では、ハトは平和の象徴でもあるので、日本人にとっては、鳩の撃ち落としなんて聞くと、かなりの不快かもしれません。

(古い話ですが、ハトをCMに起用している某製薬会社は特に・・・・)

 

1900年パリ・オリンピックは他にも「魚釣り」「伝書鳩」など珍しい競技で目白押しでしたので、当時は観客が白けたであろう競技内容ですが、時代も変わったので、現在ならこれらの競技の観戦をしてみると案外面白いのかもしれません。

 

リレーのアンカーに選ばれるようになる3つのコツ

跳ねるように走る

早く走るコツは、跳ねるようにして走るのが効果的だと言われています。

足が地面に踏み込んだときの反発力が大きければ大きいほど、走行速度も上がるからです。

走る特訓をする前に、まずは跳躍力を鍛えることが大事だといわれており、プロの陸上の選手でも、やはり跳躍トレーニングを練習に組み込んでいるくらいです。

アンカーに選ばれたいのであれば、跳躍力の練習を取り入れましょう。

跳ねるように走ると地面からの反発力が大きくなるので早く走れるようになる

脇をしめて、前後に大きく腕をふる

脇を締めて、手と足の連動をさせることも速く走るためのコツです。

脇が開いたままだと、正しく腕を振ることができず、足とも連動しないため、加速できません。

脇を締めて、腕は横ではなく前後に大きく振り、肘は常に直角に曲げます。

 

腕を上げるときは手がほおの横、下げるときはズボンのポケットの横になるように意識をします。

また、右腕を下ろすときは左脚も下ろすように、手足を連動させることで、速く動かすと走るのも速くなります。

止まったままでもいいので、脇を締めながら腕を前後に振る練習をして、癖づけておくのがいいでしょう。

・脇を締めて前後に腕を大きく振ると走ると足と連動して早く走れるようになる。

背筋は真っ直ぐ伸ばす

早く走るためにもきちんとした姿勢・フォームを心がけるのが大事です。

猫背の状態になっていたり、後ろにのけぞってしまったりすると重心が偏り、加速しにくくなります。

重心を安定させるためにも、背中に真っ直ぐ伸ばして、正しい姿勢を意識しましょう。

テレビで陸上の選手の走り姿を見ていると、やはりフォームが美しいので、こういう姿も見てみるといいでしょう。

 

ちなみに、近年では、かけっこ塾という教室も設けられていますので、こういった施設に委ねてみるのもいいかもしれません。

背中をピンと伸ばして目線が
真っ直ぐ前に向かうようにする。

足が速い子どもの共通点とは?

走り方が安定している

前項目で先述した通り、足が速い子は走る時の姿勢や背筋がまっすぐで、なおかつ腕を前後に大きく振っています。

さらに頭の位置も上下せずほとんど同じ高さを保っていて、上半身を安定させていることで、地面に力が加わり速く走れるのです。

 

また足の速い子は、走っているときに腕や足も連動させた動きをしています。

腕や足のどちらかの動きだけでは、上半身が揺れてしまい、バランスが取れず安定した走りができません。

したがって、手足と連動させて、上半身を安定させる走り方をしているのが、足の速い子供の共通点の一つと言えます。

 

小さいころからの習いごとに対するスタンス

子供の足の速さは、小さいころの習い事での運動量で決まるといわれており、すなわち足の速さや、運動神経の良さは既に幼少期に決まってしまうといっても過言ではありません。

 

しかし例外として、習い事をしていなくても足が速い子供もいますし、逆に習わせていても足の遅い子供もいます。

嫌々で勉強しているのと同様で、内容が頭に入ってこないように、当人の意志に関係なく習い事をさせられ、ただやっているケースもあるようです。

 

したがって、習い事の経験よりも、当人自身の運動やスポーツが好きか嫌いかによって、習い事に対する情熱もスタンスも変わってきますので、そこで足の速さとも結びつくのではないかと言われています。

 

家族と一緒に外でよく遊ぶ

生活習慣にも近いですが、休日に公園や広場で走り回る子供も、足の速い子供の特徴のひとつです。

 

近年では、テレビゲームやスマホの普及により、体を動かす習慣が減り、運動不足の原因のひとつだと言われています。

しかし、きょうだいや家族などの遊び相手がいることによって、家のなかでも駆け回ったり跳ねたりして一緒に遊ぶ機会が増えます。

 

ただ家の中で走り回るのは、なんらかの支障があることから、自然に外で遊ぶようになります。

休日に公園や広場で、家族みんなで走り回る・遊ぶなどの運動をする環境にいる子供は、足が速い子の共通点だと言えます。

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