・ファミキャンで家のベッド並みの快適さを味わえるコット
・ファミキャンで家族が笑顔になるコットの選び方
・コットの寝心地を左右するポイント
だけど、コットだと設営時間が短くなって、子供から目を離してしまう時間も短くなるよ。
アウトドアショップに5年勤めていてお店でも実際におススメしているコットを紹介するね。
ファミキャンにピッタリなコット5選
アウトドアショップ勤続5年間のショップ店員の私的おすすめしたいコットをピックアップしましたのでご紹介します。
Herinox(ヘリノックス) コット ワン コンバーチブル
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強度・軽量性・コンパクトさ、全てが最高クラスの完成度の高いコットです。
別売りの足を買うとハイコットにもできるため、使い分けができるのも嬉しい点。
とにかく軽量で小さくなるので、ファミリーキャンプなど荷物が多くなる方でも、安心して持っていくことができます。
キャンプ道具を積むとき、ちょっとした隙間にスッとはいるコンパクトさは意外と大事なポイントですよね。
●収納サイズ:縦16×幅54×奥行16cm
●重量:約2.19Kg
●耐荷重(静荷重):145kg
●素材:ポリエステル
・軽量・コンパクトさピカイチで、荷物が多いファミキャンの人におススメ
Naturehike(ネイチャーハイク) アウトドアベッド
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通気性に優れたメッシュ生地で夏でも快適に使え、脚はアルミの中でも耐久性に優れたジェラルミン素材となっていますので安心して眠りにつくことができます。
軽量性・耐久性どちらも備えていますが、価格も2万円以下とコスパの高いコットです。
脚の組み方でハイコットとローコットを使い分けることもでき、まだハイコットが怖いお子さまには低めのローコットにしてあげることも可能ですよ。
1年中使いたいのに、使い分けでハイとローの2種類購入するのは置き場所も困りますし、何よりその日の気分で決めたいですよね。
初めてコットの購入を考えている方で、「どっちの方が自分に合うか分からない!」と悩んでいる方にも、おすすめしたい商品です。
●収納サイズ:縦19cm×幅52cm×奥行19cm
●重量:約2.3Kg
●耐荷重(静荷重):150kg
●素材:ナイロン
・ハイ、ロー、どっちが合ってるんだろう?と悩んでいる人におススメ
OUTPUTLIFE(アウトプットライフ) イージーコット
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コツをつかめば1,2分で設営できてしまうほど、とにかく簡単な設営・撤収を可能にします。
コットの足元についているフットロックを踏むだけで、脚がしっかり固定され、グラつきがほとんどありません。
脚を開くだけでほぼ、コットの形が完成してしまうのでお子さまに手伝ってもらうのも良いですね。
頭側にはポケットが付いていて、設営時に無意識において行方不明になってしまう時計や携帯、ネックレスなど大事なものが収納でき使い勝手がとてもいいです。
これだけ考えられた作りですが、お値段は意外とお手頃で、家族の分まとめて購入を考えている方にもぜひ検討していただきたいです。
●収納サイズ:縦24cm×幅97cm×奥行11cm
●重量:約5.8Kg
●耐荷重(静荷重):150kg
●素材:ポリエステル
・最速でコットの設営をしたいという人におススメ
LOGOS(ロゴス) グランベーシック Bed Style BIGコット
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一目見て、その大きさに驚きます。
家庭用のシングルベッドと同じサイズです。
正直コンパクトさや軽さとはかけ離れていますが、その寝心地はまさしくベッド。
他コットに比べて幅がゆったり111cmと倍近くありますので、朝までゆっくり寝たい方にぴったりです。
その広さゆえ、お父さんやお母さんが小さなお子さまに添い寝することもできるので、ファミリーには特に嬉しい作りとなっています。
ただし、2人以上で使用する場合は耐荷重に注意してくださいね。
マットなどのオプションも販売されていて、それらと同時に使用すると上質で特別な寝心地になりますよ。
●収納サイズ:縦23cm×幅113cm×奥行17cm
●重量:約14.5Kg
●耐荷重(静荷重):120kg
●素材:ポリエステル
・小さい子供との添い寝も可能
snowpeak(スノーピーク) ハイテンション
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キャンプ場で贅沢な時間を過ごしたい方に特におすすめしたいのがこちら。
インテリアかと思うほど洗練されたデザインのコットは地面からの高さが32cm。
これは程よい低さが寝転んだ時の天井との圧迫感をなくし、程よい高さが下からの冷気や熱を気にならなくしてくれる絶妙な高さなのです。
お子さまがベンチとして腰かけるときにも、足の届きづらさを感じにくく、乗った体重でしっかり脚にテンションがかかり安定する仕組みとなっているので、グラつきがとっても少ないです。
高級感あふれたデザインに、構造に無駄がなく、全てにおいて計算しつくされたこちらのコットは持っていて自慢したくなる商品です。
●収納サイズ:縦16.5cm×幅125cm×奥行14.5cm
●重量:約6.0Kg
●耐荷重(静荷重):※様々な環境下で使うことを想定しているため、耐荷重をあえて設定していない
●素材:ポリエステル
・圧迫感を感じない高さであり、小さい子供がベンチとして使う場合でも足が届く、絶妙な高さ設計
子連れファミキャンにピッタリなコット選びの6つのポイント
次に、コットを選ぶ上でのポイントを紹介します。
なお、これまでに紹介したコットはこれから紹介するポイントを全て押さえています。
①子連れファミキャンだからってローコットとは限らない
一般的にコットには2種類の高さがあります。
座面の高さが20cm前後のものがローコット、40cm前後のものがハイコットとされています。
ローコットのメリット・デメリット
ローコットはのメリットは脚が短い分、地面が近いため安定感を得られます。
寝相が悪い方や、お子さまにもおすすめです。
天井が低いテントを使っているときも圧迫感を感じづらいです。
一方、デメリットは地面が近い分、上にかけている毛布などが地面について汚れてしまったり、地面からの熱気、冷気を感じやすくなることです。
ハイコットのメリット・デメリット
ハイコットはローコットとは違い、夏の熱い地熱が届きにくい事や冬の底冷えなどが少ないことがメリットです。
特に子供は大人よりも暑がりで、夏の地熱に対しては不快感を大人以上に感じます。
一方デメリットとして、荷物置き場やベンチとしても使いやすいのも特徴ですが、脚の長さなどがある分、どうしても重い製品が多いです。
・ローコット、ハイコットどちらにもメリット/デメリットがあるので、これは好み。
②組み立てやすさ
サイト作りは時間との勝負。特に子連れファミキャンともなればなおさらです。
コットだけに時間を割いてはられません。
組み立てやすさはとても大事です。
コットには座面部と脚など他の部分が分かれている組み立て式と、脚を引っ張るだけで設営できる収束タイプがあります。
組み立てタイプは脚をはめ込む作業があり少し手間がかかりますが、収束タイプは単純な作業だけなので簡単に設営することが可能です。
・サイト作りに時間がかからない組み立てやすさはまさに生命線。
③素材
使っている素材で寝心地もコットの重さも変わります。
コットン生地は肌触りがよく、吸湿性もあって寝心地がいいですが、コットの重さは重くなります。
通気性の良いメッシュ生地やナイロン生地だと軽いです。
コンパクトさを求めるか、寝心地の良さを求めるかで選ぶ素材も変わってきます。
④重さ
コット自体の重量はオーキャンプであればあまり気にしなくてもいいかもしれません。
車の乗り入れが禁止されているサイトや車以外の手段でキャンプを楽しむ場合は重さもしっかり確認しましょう。
⑤拡げた時、収納時のサイズ
広げた時のサイズが自分の身長や体型、寝相に合っているかは重要なポイントです。
全体の大きさは足りているけど、頭や腕などがフレームにかかることがないよう注意しましょう。
運搬に困らないか、収納時のサイズも必ず確認してくださいね。
⑥耐荷重も忘れずに
多くのコットが一般成人男性の体重を余裕をもってカバーできる耐荷重ですが、心配な方は必ずチェックしましょう。
またベンチとして何人かで座る場合には、安全のためにも耐荷重を必ず気にしてください。
コットで家のベッド並みの寝心地が欲しければ知っておくべき3つのポイント
コットの寝心地の良さには、いくつかポイントがあります。
①脚フレームの安定性
自分の身体を預けるわけですから、頼りないと困ります。
脚フレームの素材に何が使われているのか、体重をかけた時に負担がどこにかかっていて、そこがしっかり強化されたつくりなのかを見てみましょう。
②程よくたわむくらいのシートの張り具合
これは好みにもよりますですが、少し上から体重をかけた時、程よくたわむくらいがちょうどいいシートの張りです。
張りが強いと硬さが出てしまい、寝づらいです。
③コットの上にマットを敷いて寝心地UP
生地一枚のコットの上にマットを敷くと快適さがアップします。
ただ、購入時にはコットの枠内にマットが収まるようにしましょう。
マットの方が大きいと寝ているときにずれてしまったり、せっかくの包まれ感が半減してしまいます。
アウトドアショップ店員の私がコットをキャンプのベッドにしているワケ
私がコットを使っている理由についてお話します。
ちなみに私はコットを使う前は、ウレタンマット、インフレーターマット、エアベッドを使っていました。
サイト環境に寝心地が左右されない
マットを使っているとキャンプ場の地面の環境で寝心地が左右されがちです。
雨の降った後の緩んだ土、手入れのされていない伸びきった雑草、大きな石もある砂利。
特にウレタンマットなど薄めのマットだと、いくら低反発でも地面環境を背中に感じてしまいます。
こんなとき、高さのあるコットだといつでも快適な寝床を確保できます。
空気を入れる時間さえも惜しい
インフレーターマットは空気を含んでいて、確かに快適でした。
ですが、何かと組み立てや設置しなくてはいけないキャンプだと、この空気をいれる作業の時間さえも惜しいものです。
真夏に汗だくで空気を入れるなんて、時間も体力も使わなくてはなりません。
それをコットにすることで、他の作業に時間を使えるようになります。
また、子供の世話をしながら寝床を作るのは、なかなか難しいです。
テントの中に長い時間籠っていて、気が付いたら、子供がどっかに行っちゃってなんていう経験も。
なかなか目が離せない年齢の子供がいらっしゃる家庭であれば、バッとコットを広げて、寝床を作る時間を出来る限り短縮したいものです。
のんびりしに来ているので、何もしない時間が増えれば増えるほど、嬉しいです。
・子供に目が届かないという時間を大幅に短縮できる
冬にも快適に寝たい
寒さ対策を完璧にして挑んだ冬キャンプ。
寝る直前までほかほかだったのに、寝床に潜り込んだ瞬間地面からの冷気で震えました。
底冷えの恐ろしさを実感し、コットに変えたところ底冷えをほとんど感じることなく感動しました。
シーズン問わず、快適な寝床を確保できることはとても心強いです。
購入後はよほどのことがない限り、キャンプにはコットを持っていきます。
・コットの上にマットを敷くと、さらに底冷えをシャットアウト出来る
睡眠を制するものはキャンプを制する
少しはキャンプで快適な眠りにつくためのヒントになったでしょうか。
人によって睡眠時に重視する点は違うかと思いますが、一つだけ確実に言えることは「睡眠を制するものはキャンプを制する」ことです!
寝不足では次の日の撤収や運転などが大変になってしまいます。
睡眠を十分とれると気持ちも身体も軽いですよね。
家につくギリギリまで全力でキャンプを楽しむためにも、ぜひキャンプにコットを取り入れてみてください!
あまりの快適さに、きっとなくてはならない大切なギアになりますよ。
由佳さんキャンプで起きた時に身体が痛かったり、地面が硬くてなかなか寝付けない、身体の痛みで何度も眼が覚めるんだ。それでマットかコットかを買おうと思ってるんだけど、私に合うのがどっちなのか分からないのよね。[…]