使った食器を落とさないように絶妙なバランスで炊事場に運んだり、何回かに分けて運ぶなんていうめんどくさい動作は、カゴにまとめて入れることですっきり解決するよ。
中でもおススメは取っ手付きのカゴだね。
カゴを選ぶポイントとともにオススメのカゴについてもして欲しいわ。。
キャンプの食器洗いのカゴを選ぶポイント
食器洗いのカゴといっても様々な種類があります。
たくさんのカゴを前にすると目移りしていまい、どんなものが自分たちのキャンプテイストに合うのか分からなくなってしまい、結果なぜこれを購入したのだろうなんてことになってしまいがちです。
ここではそんな間違いを犯さないためにも、カゴを選ぶ際にポイントとすべき点をいくつかに分けてお話したいと思います。
食器の持ち運びしやすいのは取っ手付きのカゴ
地味に辛いキャンプ場の炊事場までの食器運び
炊事場など食器を洗える場所まで、どのように持ち運ぶのかもしっかりイメージしておくことをオススメします。
水場が近ければそれほど苦労はしないと思いますが、想像してみて下さい。
水場が近いということは、多くの方がそこを訪れるので自ずと賑やかな場所となります。
そういう場所を好まれる方は良いですが、きっと多くの方はせっかくキャンプに来たのだから、多少水場やトイレが遠くて不便でも静かな場所でゆっくりとプライベートな空間を確保できるような場所にキャンプサイトを作るのではないでしょうか。
軽いプラスチックの落としても割れないような食器で揃えれば持ち運びも簡単ではありますが、せっかくのキャンプ飯、プラスチックの食器じゃ味気ないですよね。
そんなことを色々と想像してカゴ選びをすると、取っ手付きのカゴの便利さに気が付くと思います。
取っ手はもちろん飾りではなく、持ち運ぶ時のために付けられているものなので、重たい食器や調理器具を入れてもある程度安定して持つことができます。
取っ手が付いていれば、手の自由度が高くなる
中には片手で取っ手が持てる食器カゴもあり、もう片方の手がフリーになる物もあります。
片手が空くということは、食器カゴに入りきらなかった調理器具を持ったり、帰り道は綺麗に洗った食器類とは別に保管したい食器用洗剤やスポンジを持ったり、お子さんと手を繋いで洗い場まで行くこともできます。
たかが取っ手と思われるかもしれませんが、ぜひ色々な場面をシミュレーションしてみて下さい。きっと便利な取っ手付きを選ばれるのではないでしょうか。
取っ手があるカゴの方が、キャンプ場での機動力が増す。
食器洗いをする時、した後をイメージしてサイズを考える
炊事場を自分の食器カゴで占有するのはNG
先ほどは持ち運びの場面をイメージして下さいといいましたが、今度は洗い物をする時と、した後をイメージして下さい。
カゴをどこにおいて洗い物をしますか?
きっと共同で使用するであろう洗い場になります。そこに自分たちだけでドカーンと大きなカゴを置いたりして占領することはできないですよね。
食器の量が多ければ食器カゴの2つ持ちもアリ
カゴのサイズにも気を使いたいところです。あまり大きすぎず、適切な使いやすいサイズを見つけて下さい。
やっぱり大きいサイズじゃないと入りきらないなんていう方は、同じサイズのカゴを二つ使いするのもアリです。メーカーによっては重ねて使用できる物もあるので、そういう物を探すのも一つの手です。
食器の量に応じて2個カゴを用意する事も視野に入れる
自分たちのキャンプサイトのテイストを知る。
一つ一つのキャンプギアはおしゃれなのに、いざキャンプサイトを見返すとバラバラで統一感がないなんてことないですか。
これって以外と多いんですよ。
これはもちろんカゴについても同じことが言えます。
そうならないためにも、点(アイテム)を厳選するまえに全体(目指すテントサイトのテイスト)を考える必要があります。
まずは自分たちの持っているギアはワイルド系、ナチュラル系・ポップ系なのかといったようにざっくりと分けて考えてみましょう。
そしてテイストに合ったギアを揃えることで統一感は生まれます。
食器カゴに入れる食器の量を知る
大は小を兼ねるなんていってもあまり大き過ぎても邪魔になりますよね。
ここでは自分たちのキャンプに必要な適性なサイズを知ることについてお話しします。
まずは大体何人くらいのキャンプを想定しているかです。
例えば家族4人であれば、1回の食事で家族4人分のお皿、大皿と小皿を使用するとして8枚、そして各自のコップにカトラリー、調理に使った器具を一度に収納できるサイズとしては幅が35cm程度の物をオススメします。
グループキャンプを頻繁にする方は幅を広げるよりも深さがある物を検討した方がいいです。
その理由としては、深さがあまりなく幅だけが広いものだと持ち運びの際にバランスを崩しやすいなど、大変な面が多いからです。
4人家族ぐらいなら幅は35cm程度のカゴがベター
食器カゴオススメ5選
ここでは実際にどのような食器カゴがあるのか、また実際の使い勝手やオススメする理由などをご説明します。
無印良品 ステンレスワイヤーバスケット
錆に強いステンレス製
無印良品のカゴは錆びに強いステンレスで作られているので、水切りとしても十分に活用できます。
持ち手もついていますし、持ち手を中に入れることで重ねて使用することもできるので、二つ使いも可能ですし、別に食材などを入れて重ねるなんていう事もでき、空間をうまく使うことができます。
また無印良品の特徴としてデザインがシンプルなので、ナチュラル系やワイルド系といったキャンプサイトのテイストにばっちりハマります。
サイズ展開が豊富で食器の量に合わせて選べる
無印良品のステンレスワイヤーバスケットは7種類のサイズがあります。
中でもオススメで使い勝手が良いサイズは、幅37cm×奥行き26cm×高さ18cm(商品名は18-8ステンレスワイヤーバスケット4)。
26cmを越える大皿になると縦に置くことはできませんが、普通サイズ食器であれば家族4~5人程度のお皿、一人2枚使用したとして8~10枚くらいは十分に納めることができますし、まな板も横にすれば収納可能です。
もう少し深さが欲しいという方は、幅と奥行きは同じサイズで高さが24cmというものがあります。(商品名は18-8ステンレスワイヤーバスケット5)
こちらはコップのサイズにもよりますが、3個くらいコップを重ねる事が可能です。
サイズ:縦(奥行き)26×横(幅)37×高さ18cm
重さ:約0.82kg
素材:ステンレス
サイズ:縦(奥行き)26×横(幅)37×高さ24cm
重さ:約0.99kg
素材:ステンレス
・重ねて使うことも出来るので、洗った後、洗う前の食器の収納わけが出来る
niko and メッシュバスケット
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カラーバリエーションが豊富で個性を出したい人に
niko andのメッシュバスケットは、食器用のカゴでもなければ、キャンプ用品でもありません。
雑貨ですが、人とかぶらない物が欲しい、個性を出したいと思っている方にオススメです。
メッシュバスケットにありがちなステンレスのシルバーカラーと違い、ネイビー、グリーン・グレーと3種類のカラーがあります。
おしゃれなカラーがポップ系のキャンプテイストにも合いますし、無骨な雰囲気がワイルド系にも合います。
薄型のアルミ皿なら4~5人分程度は悠々入るサイズ
サイズは15×34×28と小さめなのでたくさんは入りませんが、キャンプ用のアルミ皿のような厚みがあまりないお皿を使っている方であれば、家族4~5人分程度は入ります。
持ち手もあり、持ち運びも問題ありません。
サイズ:縦(奥行き)28×横(幅)34.5×高さ15cm
重さ:不明
素材:鉄
・子供がちょっとしたお手伝いをしたくなるようなデザイン
・かわいらしいポップ系キャンパーにおススメ
ユニフレーム(UNIFLAME) フィールドキャリシング
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お湯の出ないキャンプ場で大活躍
これまでご紹介したものとちょっとテイストが違うのは、バスケットタイプではなく、シンクになっています。
水切りはできませんが、わざわざ炊事場まで食器類を運んで洗う必要はなく、自分たちのキャンプサイトで済ませる事が可能となる便利アイテムです。
このユニフレームのフィールドキャリシングは、直火可能という大きな特徴があります。
焚き火やストーブの上でフィールドキャリシングでお湯を沸かし、そのままフィールドキャリシングの中で洗い物をすれば、しつこい汚れもお湯で洗い落とすことが出来ます。
冬キャンプにはかなり重宝するのではないでしょうか。
家族4人程度の食器は悠々入るサイズ
高さはそれほどないのですが、家族4人分程度中皿、コップくらいでしたら余裕で収まります。
もちろん持ち手も付いており、持ち運びにも適しているので、炊事場まで運んでいくのにも苦労しません。
他にも蓋がまな板としても使え、更に嬉しいことに材質が天然木となっています。それ以外にも蓋を固定するロックが付いており、蓋がズレないといった配慮もばっちりです。
こちらは無機質な雰囲気を醸し出すので、ワイルド系キャンパーにオススメです。
サイズ:縦(奥行き)26×横(幅)37.5×高さ13.5cm
重さ:約1.2kg
素材:ステンレス
・直火に置いて水を沸かせるので、お湯が出ないキャンプ場でも食器をお湯に浸けておける
・無機質な雰囲気がワイルド系キャンパーにおススメ
キャンプの食器洗い後の乾燥はカゴか?ドライネットか?ディッシュスタンドか?
これまで使い終わった食器や洗い終わった食器を炊事場からどうやって運ぶかに焦点を当ててお話してきましたが、洗い終わった後に、そのままカゴで乾かすのか、それとも別のアイテムを使って乾かすのかについてもお話したいと思います。
カゴのメリット・デメリット
炊事場まで運んで洗い、キャンプサイトに持って帰り何もせずにそのまま乾かすという点では、特に手間を挟むことなく簡単に済むということがメリットになります。
またサイズにもよりますが、一度にたくさんの食器類を乾かすことが可能です。
他にも食器を収納する収納ボックスとしても使用出来ますし、物によっては野菜を洗ったり飲み物を冷やしたりできる物もあり、使用用途に広がりがあります。
デメリットとしては、天候や食器類の入れ方にも左右されますが、ドライネットやディッシュスタンドに比べると乾きにくいといった点です。
他にも使いたいコップや取り皿などが下にある場合は上にあるものをよけて取り出すなどの不便さがあります。
・デメリット:ドライネット、ディッシュスタンドに比べると乾きづらい
ドライネットのメリット・デメリット
ドライネットもカゴ同様にたくさんの食器類を一度に乾かすことが可能です。
また吊して乾かすので、天候にもよりますが乾きが早いです。
食器類を乾かす以外にもドライフルーツ・ドライ野菜を作るといった使い方もできます。
また行き帰りの際はコンパクトに折り畳むことができるのもオススメポイントです。
一方で、バランスを考えて入れなければいけなかったり、吊す場所によっては不安定で最悪落下の恐れもある点がデメリットです。
またよく使うコップ類を取りやすい下の段に入れても、子どもたちが出し入れするのはちょっと難しく、大人が手伝う必要があります。
・デメリット:多少不安定で、バランスを考えて収納する必要がある
ディッシュスタンドのメリット・デメリット
ディッシュスタンドはこれまでのカゴやドライネットと違って、使いたいお皿やコップの取り出しが簡単という点がメリットです。
中には折り畳み不可の物もありますが、多くが折り畳んでコンパクトできるので、かさばらずに持ち運びが出来ます。
一方でディッシュスタンドは収納できる容量とサイズが決まっており、多めにお皿を使った際は収納できないといった事や包丁やまな板などの調理器具を一緒に乾かすことが難しい点がデメリットです。
また他の二つと違い、ディッシュスタンド以外に他の使用用途がないのもデメリットとなります。
・デメリット:使える容量、サイズが決まっているので、融通が利きづらい
由佳さんこの記事では以下の事を紹介しています。・子連れファミキャンレベルの量の食器を効率的に乾かす方法・おススメのドライネットとディッシュスタンド・ドライネット、ディッシュスタンド、食器を乾かしやすいのはどっち[…]
結論
簡単にこれがオススメという事は言えません。
それぞれのデメリットを補うために二つ使いをされたり、キャンプスタイルによっては一つで良かったりします。
例えば、飲み物はペットボトルや缶から直接飲み、おやつやおつまみなども袋や包みから直接というキャンプスタイルであれば、食事の時以外はそれほど食器類を必要としません。そういう場合は、カゴ一つで十分に事足ります。
ちなみにキャンプ歴がかれこれ10年以上の筆者は、カゴとドライネットの二つ使いをオススメします。
オススメする理由としては、二つとも食器類を乾かす以外の使い道もあるという点とキャンプサイトに調理スペースを作った際に台に直接置くカゴと空間を使うドライネットだと収まりのバランスが良いという点です。
調理や食事の時にしか利用しないものはドライネットに入れ乾かし、コップや小皿はカゴに入れいつでも使えるようにしております。
ぜひ皆様も自分たちのキャンプスタイルを見直し、何が必要なのかぜひ考えてみて下さい。
キャンプの食器洗いのカゴは、洗う時、洗った後、収納の3つを考える
キャンプで食器を洗う際に使えるオススメのカゴの紹介とまたカゴを選ぶ際にぜひ考えて欲しいポイントについて紹介しました。
食器を洗う、洗い終わった後についても、どうやって乾かすかという事に重きをおいて食器カゴを選ぶといいでしょう。
快適なキャンプライフを送って下さい。
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