あっという間に年末。
もうすぐ冬休みが始まりますね。
小中学校では冬休みの宿題に書き初めが出ることも多いのではないでしょうか?
お子さんに「書き初めになんて書けばいい?」と聞かれたら、何と答えていますか?
ありきたりでも面白くないですが、特に思春期のお子さんには展示されたときに浮いてしまうのが恥ずかしいと言う子もいますよね。
お子さんに聞かれたときに迷わない、書き初めにおススメの言葉をご紹介します。
書き初めに何て書く?子供も選びやすい言葉の決め方
お子さんに「書き初めに何を書くか」と聞かれたら、初めに具体的な言葉ではなく、以下のアドバイスをしてみましょう。
今年の抱負・目標
まずは書き初めと言えば今年の抱負や目標です。
でも特に小さなお子さんだと書き初めに相応しい言葉が出てこないですよね。
例えば勉強や習い事の練習などを毎日続けたいだったら「継続」、とにかく何でも頑張りたい!等だったら「努力」など、お子さんが言った目標や抱負を言葉に変えてあげましょう。
小学校低学年だったらひらがなでもいいので、友達をたくさん作りたいなら「友だち」、夢を叶えたいなら「ゆめ」等でもいいですね。
新年を迎えた今の気持ち
書き初めと言えば新年に行う行事。
新しい年を迎えた今の気持ちを書くこともお勧めです。
子供らしい一言が飛び出すかもしれませんね。
希望や未来など、明るい一年を連想させるような言葉もお勧めです。
好きな言葉
新年に関係なく好きな言葉を書き初めに書くのももちろん構いません。
もちろん、ネガティブな言葉だったり、あまりに自由になりすぎないようにアドバイスをしてあげてください。
冬休みの宿題に書き初め。小中学生にオススメの言葉
続いて具体的に小中学生の書き初めにおススメの言葉を挙げていきます。
どうしても思い浮かばない時は参考にしてみて下さい。
小学校1.2年生なら元気よくがポイント
まずは小学校低学年におススメの書き初めです。
小学校低学年でコンクールではなく学校の宿題の書き初めなら、上手い下手にこだわらず子供らしくのびのびと書きましょう。
漢字よりもひらがなで書くと、子供らしく大らかな印象になってお勧めです。
その年の干支
まずは定番の干支。
2020年はねずみ年なので子『ね』です。
簡単すぎるように感じるかもしれませんが、子供らしくのびのびとこの一文字を書くのは低学年の今だからこそできるお勧めの言葉です。
空に関する言葉
未来や希望を連想させる、空に関する言葉は書き初めにお勧めです。
具体的には『そら』『にじ』『くも』等。
こちらもひらがなでのびのびと書きましょう。
明るいイメージの言葉
明るいイメージの言葉も書き初めにぴったりです。
『ゆめ』『きぼう』『みらい』『つばさ』等。
漢字で書くと少し難しい言葉も、低学年ならひらがなで構いません。
お正月に関する言葉
お正月に関する言葉ももちろん書き初めに向いています。
低学年なら『もち』『たこ』『かるた』等、お正月の食べ物や遊びを選ぶと子供らしくていいでしょう。
小学校3.4年生なら文字のバランスも大切に
小学校中学年からは漢字も交えた書き初めがお勧めです。
低学年の時の様にのびのびと書くだけでなく、バランスも考えて書くようにしましょう。
具体的には漢字はやや大きめに、ひらがなは少しだけ小さめに。それぞれ文字を同じくらいの大きさに揃えます。
文字だけでなく、文字と文字の間も揃えるようにしましょう。
お正月らしい言葉
小学校中学年の書き初めにお勧めのお正月らしい言葉は『新春』『元日』『お正月』『初日の出』等です。
小学校低学年と差をつけるために漢字を入れていますが、ご紹介した言葉はどれも書きやすくバランスも取りやすいので、初めて漢字の書き初めに取り組む小学校3~4年生にもお勧めです。
自然や季節を表す言葉
壮大な自然や季節に関する言葉も書き初めにぴったりです。
小学校3~4年生なら、『大空』『大地』『初雪』『はる風』等が良いですね。
一年のスタートに相応しい爽やかなイメージです。
「生きる」や「友だち」など身近な言葉
自分や友人、身の回りのことなど身近な言葉を書き初めに選ぶこともできます。
『生きる』『友だち』の他に、『大志』『前進』『やる気』等です。
「一期一会」や「有言実行」など定番の四字熟語
小学校中学年でも習字が得意だったり、習っているお子さんは、そろそろ書き初めに四字熟語を取り入れてもいいですね。
3~4年生だとまだそこまで多くの四字熟語を習っていないと思うので、定番なものがお勧めです。
前述の『一期一会』『有言実行』の他に、お正月らしい『謹賀新年』『新春到来』等も他の児童が見てもわかりやすいですね。
「電光石火」などシンプルでかっこいい四字熟語
定番の四字熟語が物足りないと言うお子さんには、『電光石火』『花鳥風月』など、シンプルですがかっこいい四字熟語もお勧めです。
意味も話しながらお子さんと一緒に考えてみてくださいね。
高学年や習字経験者は難しい言葉に挑戦
小学校高学年になってくると、難しい言葉に挑戦したいものです。
高学年未満でも習字経験者は参考にしてみて下さい。
「〇〇の〇〇」など「の」が入る言葉
『新春の富士』『理想の実現』『満天の星空』など、『の』を入れて言葉を繋げると人ともかぶりにくく、また5文字ということで他の人と差が出ます。
バランスに気を付けて書きましょう。
「切磋琢磨」など難しい漢字を含む四字熟語
高学年になると書き初めの四字熟語も難しい漢字を含むものがお勧めです。
『切磋琢磨』の他、定番ですが『家族団欒』なども難しい漢字を含みます。
どちらも四字熟語としては誰でも知っていて背伸びしすぎた印象はありませんが、書くのは難しいのでこれが上手に書けたらかっこいいですよね。
「飛天御剣」などアニメから取り入れた言葉
人と少し違ったことを書き初めに書きたければ、アニメ等から取り入れた言葉もお勧めです。
『飛天御剣』など、自分の好きな漫画やアニメから使えそうなものがないか考えてみてください。
中学生にオススメの言葉
小学校低学年~高学年にかけてはひらがなから漢字、言葉もシンプルなものから四字熟語など難しいものと書き初めの内容を徐々に上げていきましたが、中学生になるとそれよりもオリジナリティが求められます。
自分の字の個性も生かして、ぴったりの言葉を選んでみて下さい。
インパクトで勝負の1文字
ここまで2文字以上の言葉を紹介してきましたが、1文字で勝負するのもインパクトがあってお勧めです。
半紙に大きく一文字で書くと、インパクトが絶大で爽快感もあります。
『翔』『桜』『信』、干支を漢字で『子』など、のびのびと大きく書きましょう。
バランスが難しい2文字
中学生が二文字の言葉を書き初めで選ぶときは、敢えてバランスが難しいものにしましょう。
書道には縦長に書く字と横長に書く字があり、縦長の字と横長の字を組み合わせると余白の取り方が難しいと言われています。
その様な熟語で書き初めにもお勧めなのは、『春風』『富士』『翔雲』『感謝』などです。
5文字に挑戦
漢字5文字に挑戦してみるのもお勧めです。
書き初めに5文字の言葉を書くときは漢文を元にした故事熟語から選ぶことが多くなります。
『春光日々新』『本来無一物』『水急不月流』等です。
「他力本願」などちょっとおもしろい四字熟語
四字熟語を選ぶときは先生に怒られない程度のユーモアを入れるのもいいですね。
例えば『他力本願』の他、『腹八分目』『自分次第』『巨人優勝』等。
やり過ぎない様に親御さんもチェックしてあげてくださいね。