おとりの由来は鳥の捕獲に使われる招き鳥。アユの友釣りと原理は同じ

おとりの由来は鳥を捕まえる時に使う「招き鳥(おきとり)」が変化したものだと言われています。

「招き鳥(おきとり)」は、鳥の習性を逆手に取った上手い捕獲方法で、こういった動物の習性を上手く使った捕獲方法は鳥以外にもいっぱいあります。

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おとりの由来は鳥を捕まえる時に使われていた招き鳥(おきとり)

おとりは、招き鳥(おきとり)が音変化したものが由来だといわれています。

招き鳥とは、鳥や獣の捕獲方法のことを言います。

招き鳥の具体的な方法は、まずカゴの中に捕獲したい鳥と同じ種類の鳥を入れ「トリモチ」というゴム状の物質を枝にくっつけて、その枝をカゴからだしておきます。

 

野生の鳥は、自分の縄張りをもっています。

カゴの中に鳥を入れて森や林に置いておくと、野生の鳥は、自分の縄張りをカゴの中の鳥が荒らしに来たと思い、カゴの中の鳥を攻撃にしに来ます。

 

その攻撃の時に、カゴの近くにある枝に止まってトリモチに足が捕まり、逃げられなくなります。

招き鳥は、その鳥の習性を利用した捕獲方法のことです。

招き鳥の原理はアユの友釣りと同じ

鳥の縄張りを侵されたくないという習性を利用する捕獲方法と似たやり方として、代表的なものとして鮎の友釣りがあります。

 

鮎の友釣りも、鮎の縄張りを侵されたくないという習性を活かしています。

おとりとなる鮎を釣り糸につけた掛けバリにかけて川に垂らし、おとりの鮎を攻撃しに来た野生の鮎を釣ります。

 

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「おとり」が捜査やゲームに使われる理由

「おとり」が捜査やゲームで使われる理由は、目的達成のために「おとり」を使うことが効率的だからです。

おとり捜査とは、犯罪者の発見のために第三者を「おとり」にして犯罪を誘発し、犯人を現行犯で逮捕しようとする捜査法のことです。

おとり捜査の場合、「おとり」は第三者のことを言います。

ゲームでいう「おとり」は、目標達成のために敵の目を逸させ、注意を引く人や物のことを言います。

「おとり」があれば、こちらから仕掛けなくても相手から寄ってきます。

ですから、捜査やゲームでは「おとり」を使うことで効率よく目的を達成できるのです。

 

おとりとサクラの違い

おとりとサクラの違いは、具体性があるかどうかです。

サクラの方が、対象と理由が明確になっていて具体性があります。

 

サクラは、販売店に雇われて客の中に紛れ込み、場を盛り上げて商品の売れ行きがいいような雰囲気を作り出すことを言います。

当て字で偽客とも書きます。

客がたくさんいることを桜の花に例え、桜の花がパッと咲いてパッと散ることから、その場の盛り上げ役のことをサクラと言うようになりました。

 

一方、おとりとは、目的を達成するためにこちらに注意を引く物や人のことを言います。

サクラは、営業利益を上げるために商品に注意を引かせようとする客、つまり「おとりの客」です。

これが、おとりとサクラの違いです。

 

おとりがつく言葉

先ほど説明した「おとり捜査」の他にも「おとり広告」「おとり物件」など、はじめに「おとり」とつく言葉はいくつかあります。

 

おとり広告とは、消費者を誘導するために実際にはない商品やサービスを表示する広告のことを言います。

おとり物件とは、すでに入居や契約済みになっているのに「空室」として紹介されている物件のことを言います。

 

どちらも、客を引き寄せるための業者側の手口です。

招き鳥から始まり、人間は簡単に鳥や客を手に入れようと手段を考える。

今も昔も変わらず、人はずる賢い生き物なのです。

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